UP DATE: 2021. 03. 29
連載 高級時計を巡る旅
第54回:バリエーションの拡充で魅力を高めた
ウブロ「ビッグ・バン インテグラル」


2020年、HUBLOT(ウブロ)を代表するコレクション「ビッグ・バン」で、
初となるブレスレット統合型ケースを採用し、好評を得た「ビッグ・バン インテグラル」。
発表から1年、まだまだ注目度の高いこのモデルだが、
常に話題を提供し続けるウブロらしく、早くもそのラインナップを拡充した。
それが、外装素材にホワイト、ネイビーブルー、
グレーのセラミックを用いた「ビッグ・バン インテグラル」と、
新たにホワイトカラーをまとった日本限定モデル「ビッグ・バン インテグラル チタニウム ホワイト」。
YOSHIDA(ヨシダ)の店頭で手に取ってみれば、
現行モデルとは異なるクリエイティビティに、間違いなく魅了されるはずだ。
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
セラミックの採用で
新たな魅力を生み出した
「ビッグ・バン
インテグラル」
高まり続けるラグジュアリースポーティ・ウォッチ人気により、ここ数年、多くのブランドがブレスレット一体型モデルをリリースしているが、そんななかでウブロが2020年に発表した「ビッグ・バン インテグラル」は、そのいずれとも異なるクリエイションと魅力を携えていた。単にケースとブレスレットをシームレスにつないだだけではなく、ケースに施されたポリッシュ&サテンの表面仕上げや面取りをブレスレットにも用いて統合(インテグレート)感を強め、まさしく完全(インテグラル)なルックスを生み出したのだから──。
その2021年新作がブレスレット統合型のコンセプトはそのままに、ケースとブレスレットにセラミックを採用したモデルだ。セラミックと言えば、ウブロを象徴する素材のひとつ。さかのぼること2018年、ウブロは、それまでブラックやホワイトが一般的だったセラミックケースに鮮烈なレッドを取り入れて一躍話題となり、その後もブルーやグリーンといったカラーセラミックを展開。しかもウブロが開発したのはジルコニウムをベースとした硬質なハイテクセラミックで、堅牢性と軽さを両立させている。
ビッグ・バン インテグラル グレーセラミック
■451.FX.6923.FX ■42mm ■グレーセラミックケース ■グレーセラミックブレスレット ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■¥2,684,000(税込)
-
ケースとベゼル、ブレスレットに用いられたセラミックには、
ポリッシュとサテン仕上げを施すことで、立体感とエレガンスを生み出している。 -
ケースと同様の仕上げを施したセラミック製ブレスレット。
肌当たりは実に滑らかで、快適な着用感が得られる。
「ビッグ・バン インテグラル」が展開するのはグレー、ネイビーブルー、ホワイトの3色。いずれも洗練と落ち着きのある色合いで、しかもセラミック特有の光沢が手首にたしかな存在感を与えてくれる。それはチタニウムや18Kキングゴールド、そして2020年に限定500本で展開されたブラックセラミックとはひと味違うエレガンスであり、ほんの少しの遊び心をも感じさせてくれるものだ。さらに特筆すべきが、その装着感。一般的なステンレススチールよりも30%軽量とされるハイテクセラミックだけに、着け心地は実に軽快。セラミック製のブレスレットは手首に滑らかに沿い、まるで誂えたかのような極上のフィット感が堪能できる、ルックスとパフォーマンスを融合した時計に仕上がっているのだ。
ビッグ・バン インテグラル
ブルーセラミック
■451.EX.5123.EX ■42mm ■ブルーセラミックケース ■ブルーセラミックブレスレット
■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■¥2,684,000(税込)
ビッグ・バン インテグラル
ホワイトセラミック
■451.HX.1123.HX ■42mm ■ホワイトセラミックケース ■ホワイトセラミックブレスレット ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■¥2,684,000(税込)
軽快な表情に仕上がった
日本限定モデル
「ビッグ・バン
インテグラル
チタニウム ホワイト」
もうひとつの新作が、日本限定となる「ビッグ・バン インテグラル チタニウム ホワイト」だ。2020年発表のチタニウムモデルがマットブラック仕上げのスケルトンダイヤルであったのに対し、こちらはマットホワイトを採用。ケースやベゼルに用いられたチタニウムの質感とダイヤルのホワイトが調和し、ブラックダイヤルで見られた精悍な雰囲気から一転、軽やかな表情を生み出している。もちろん、サテン&ポリッシュ仕上げが施されたケースやブレスレットによる、エレガントかつスポーティな佇まいはそのまま。ジャケットスタイルはもちろん、カジュアルにも着用できる汎用性の高いモデルになっている。
そして搭載するムーブメントは、セラミックモデルとこの日本限定モデルともに、自社開発・製造の自動巻きクロノグラフムーブメントHUB1280。約72時間のパワーリザーブによって実用性を確保しているのみならず、オープンワークのダイヤルから、このムーブメントが時を刻む様子を眺められるのもまた楽しい。
着実に魅力的なラインナップを拡充する「ビッグ・バン インテグラル」は、2021年も多くの時計ファンのハートを掴むモデルとなりそうだ。
ビッグ・バン インテグラル
チタニウム ホワイト
■451.NE.2010.NX.JPN ■42mm ■チタニウムケース ■チタニウムブレスレット ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■日本限定 ■¥2,563,000(税込)

YOSHIDA 東京本店
住所/東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5 Google Map
電話/03-3377-5401
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