誕生から50年以上たった現在でも魅力が褪せない時計界のマスターピース「ロイヤル オーク」に、
華やかなジェムセッティングモデルが誕生した。
「ロイヤル オーク」らしい大胆さとオーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)らしい美的センス、
そして老舗らしからぬ遊び心の詰まった時計だ。
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報は変更される場合がありますのでご了承ください。
ロイヤル オーク=刺激的な時計
1972年に誕生した「ロイヤル オーク」は、誕生から50年以上たった現在でも、ラグジュアリースポーツウォッチの先駆者としてのカリスマ的な魅力をもち、長年愛され続けている。誕生当時は斬新で刺激的だったデザインも、長い年月を経てマスターピースとなり、もはや定番的モデルとして評価されている。
しかし「ロイヤル オーク」は、いくつになっても「ロイヤル オーク」。やはり今でも斬新で刺激的な時計であり続ける。最新作の「ロイヤル オーク オートマティック」は、そのモデル名こそこれまでと変わらないが、その時計を見ればその個性に圧倒されてしまうだろう。
べゼル、ダイヤル、ケース、ブレスレットにはびっしりとバゲットカットのジェムストーンがセットされており、しかもその色柄はなんとカモフラージュ柄を表現しているのだ。
このデザインは、今年の春に発表された「ポリクローム」という新素材が描き出すカモフラージュ柄からインスピレーションを受けたものだという。
技術があるから、遊びが生きる
言うまでもなくカモフラージュ柄はミリタリーを起源とする荒々しい世界観を持つ柄である。それをジェムストーンで表現するのも大胆だがストーン選びにもこだわった。絶妙な色のバランスを作り出すために、グリーンモデルにはブラックサファイア、ダークツァボライト、ライトツァボライト、スモーキークオーツを使用。ブルーモデルにはブルーサファイアとスイス ブルートパーズを使用する。聞きなれないジェムストーンもあるが、これはオーデマ ピゲが理想の配色に仕上げるためにあえて希少性の高いストーンまで範囲を広げて探し出したものだという。
しかもこれだけの色のトーンを揃ったジェムストーンを集めるだけでも大変な苦労であるし、それをバゲットカットに仕上げ、ブレスレットなど細かい箇所にまでセッティングしていくという技術にも驚かされる。
そのうえこういった伝統的な技術を使いつつも、カモフラージュ柄に仕上げるという野心的な試みも面白い。このクリエイティブのためにどこまでも探求していく姿勢は、1972年の「ロイヤル オーク」で時計業界を驚かせた当時ともシンクロしているようにも思える。
時計好きであれば「ロイヤル オーク」のことを知らない人はいないだろう。しかし人気が高いモデルゆえに、逆に購入を躊躇している人もいるかもしれない。また宝石をちりばめたクラフツマンシップあふれる時計に惹かれている人も少なくはないだろうが、華やかすぎると躊躇している場合もあるだろう。
そういう人にこそ、このモデルを進めたい。「ロイヤル オーク」のアバンギャルドさを楽しみつつ、宝飾時計らしい手仕事の美しさも堪能でき、しかもモダンでやんちゃさもある。歴史ある老舗でありつつ、前進し続けるオーデマ ピゲらしい時計を手にするチャンスといえるだろう。
ロイヤル オーク オートマティック
搭載するのは、旗艦ムーブメントからカレンダーを外したCal.4309。華やかな時計だが約70時間のロングパワーリザーブなど実用面もハイレベル
■15514BC.YY.1284BC.02 ■41mm
■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット
■自動巻き ■20m防水
■価格要お問い合わせ
ロイヤル オーク オートマティック
ビビットなブルーが特徴のスイス ブルートパーズを使用。ブルーの濃淡だけでカモフラージュ柄を演出し、シックで美しい表現を引き出した。
■15514BC.YY.1284BC.04 ■41mm
■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット
■自動巻き ■20m防水
■価格要お問い合わせ
Store Info
取り扱い店舗
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Tel. 03-3377-5401
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