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Column UP DATE: 2021. 09. 01

連載 高級時計を巡る旅

第63回:日本発オーデマ ピゲの
ハイ・コンプリケーションの魅力とは?

#オーデマ ピゲ #CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ #ロイヤル オーク コンセプト #トゥールビヨン #クロノグラフ

 オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)のハイ・コンプリケーションモデルは、
どれもが特別な価値を持っているが、 実は“日本”が関係すると、より魅力を増してくる。
 それはどういうことなのか? 今回は“ジャパンブティック限定”の
「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク」と、
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフ」の
2モデルが醸し出す、際立つ個性について語っていきたい。

Photos: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Art Direction: Takaaki Yagi(FORM::PROCESS) / Text: Tetsuo Shinoda / Edit: Tsuneyuki Tokano
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

メカニズムの美しさが際立つ
「CODE 11.59
バイ オーデマ ピゲ」の
限定モデル

  「ロイヤル オーク」に次ぐピラーコレクションとして成長している「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。立体構造のケースデザインが最大の特徴だが、その豊富なバリエーション展開でも話題だ。ハイ・コンプリケーションモデルも充実しているが、特にメカニズムの美しさが際立っているのが「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフ」。スケルトンムーブメントは完璧な左右対称形になっており、複雑な機構でありながら、表現力でも楽しませる。ブルーを基調とした18Kホワイトゴールドモデル(世界限定50本)は、モノトーンのムーブメントと組み合わせることで派手さの中にもシックで知的なたたずまいを見せる。

ムーブメントの構造がそのまま美観に繋がる
オープンワークの文字盤。

 しかし注目したいのは、同様に限定50本ながら、昨年、日本先行発売となったモデルだ。時分秒針がゴールドとなり、6時位置のテンワもゴールド色にしており、モノトーンのスケルトンムーブメントの中で際立った存在感を示している。複雑で美しく、そして稀少であるという個性は、他とは比べようがない。

 「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク」のジャパンブティック限定モデルも「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフ」のバイカラーモデルも、目の肥えた日本の時計愛好家のために用意された特別な時計たちであり、世界中の時計愛好家に自慢できる一本となるだろう。

audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライング トゥールビヨン クロノグラフ 26399CR.OO.D002CR.01

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
フライング トゥールビヨン クロノグラフ

■26399CR.OO.D002CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールド×18Kピンクゴールドケース ■ブラックアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
■世界限定50本

ジャパンブティックの
ための超稀少な
「ロイヤル オーク
コンセプト」

 年間生産本数が少ないオーデマ ピゲだが、多くの手間と時間を要するハイ・コンプリケーションモデルの生産数はさらに少なくなる。ましてやロイヤル オークの誕生30周年となる2002年からスタートした、現代的なデザインと近未来的メカニズムを組み合わせるハイエンドモデル「ロイヤル オーク コンセプト」の希少性は群を抜く。

 しかし中でも「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク」は、これまでのモデルとは違った個性がある。トゥールビヨン機構を搭載するのが、「ロイヤル オーク コンセプト」の基本形だが。これまでの多くのモデルは、9時位置にその機構があった。しかしこのモデルは6時位置にトゥールビヨンがあるため安定感のあるデザインとなっている。またムーブメントのオープンワークは立体感があり、メカニズムの美しさがより引き立っている。

異なる2つの仕上げを用いたチタンケースなど
外装の仕上げも超一級。

 しかもジャパンブティック限定モデル(銀座、大阪、名古屋のブティックと、YOSHIDA 東京本店のみで展開)は、なんと25本しか製作していないというから、その希少性は驚くべきレベルだ。さらにカラーリングにも他にはない個性がある。基本的に「ロイヤル オーク コンセプト」は、複雑なメカニズム自体の美しさを強調するため、ムーブメントは単色でまとめている。しかし「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク」のジャパンブティック限定モデルは、12時位置の香箱と6時位置のトゥールビヨンを支えるブリッジをピンクゴールド製にして、ソリッドな時計に華やかさを加えている。

 つまり、「ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク」のジャパンブティック限定モデルは、数あるオーデマ ピゲのハイ・コンプリケーションモデルの中でも、とびっきりの個性を持っている。その驚きを実感してほしい。

  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク 26612TI.OO.D002CA.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク 26612TI.OO.D002CA.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク コンセプト トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク 26612TI.OO.D002CA.01

ロイヤル オーク コンセプト
トゥールビヨン クロノグラフ オープンワーク
■26612TI.OO.D002CA.01 ■44mm ■チタンケース ■ラバーストラップ
■自動巻き ■100m防水 ■ジャパンブティック限定25本

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