連載高級時計を巡る旅

第128回：チタニウムケースを極めたウブロのトゥールビヨンウォッチ

#ウブロ #YOSHIDA限定 #ビッグ・バン #ビッグ・バンインテグレーテッド #クラシック・フュージョン #トゥールビヨン #ミニッツリピーター

2024年3月に発売されたのは、ウブロ（HUBLOT）のハイエンドモデルとして知られる
「ビッグ・バントゥールビヨンオートマティック」をよりソリッドな表情に仕上げ、
それでいてデイリーに着用できるクールな雰囲気を纏ったタイムピースである。
複雑機構とチタニウムケースを極めたスペシャルモデルの魅力を探る。

Photos: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Report&Text：Yuzo Takeishi / Edit：Tsuneyuki Tokano
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive（グレッシブ）」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

モダンなルックスでありつつ、
デイリーに着用しやすい
ふたつの「ビッグ・バントゥールビヨンオートマティック」

2023年に限定33本が発売された「ビッグ・バントゥールビヨンオートマティックチタニウムセラミック」は、ウブロ自社開発・製造の自動巻きトゥールビヨンキャリバーHUB6035を搭載したハイエンドピースだ。このムーブメントは、ボールベアリングを用いた自動巻きシステムによって約3日間ものパワーリザーブを実現するのみならず、その構造にもウブロらしいセンスが盛り込まれており、マイクロローターと3つのサファイアブリッジをダイアル側にレイアウトした、視覚的にも楽しめる内容になっている。

　このムーブメント構造をオープンワークのダイアルから可視化させつつ、さらに「ビッグ・バントゥールビヨンオートマティックチタニウムセラミック」では、ケースのチタニウムとベゼルのブラックセラミックにサテン仕上げを施して外装デザインに統一感を持たせ、モダンでありながら日常的に着用しやすいルックスに仕立て上げた。

　品のあるツートンでまとめられたこのスペシャルモデルは、リリース直後から注目を集めているが、ベースとなる「ビッグ・バン」の造形と搭載するムーブメントはそのままに、外装素材とストラップを変更したのが、2024年の新作となる「ビッグ・バントゥールビヨンオートマティックチタニウム」だ。今作では、ケースとベゼルの両方にチタニウムを採用。しかも表面には丁寧なポリッシングを施して艶やかな質感に仕上げたことで、よりソリッドでフューチャリスティックな雰囲気を放っている。

　ベースとなるモデルは共通でありながら、外装素材と仕上げを変えることで雰囲気を異にしたふたつのスペシャルモデル。ツートンデザインがクールな「ビッグ・バントゥールビヨンオートマティックチタニウムセラミック」か、それともポリッシュドチタニウムによってスペーシーな佇まいに仕上げた「ビッグ・バントゥールビヨンオートマティックチタニウム」か。その違いと魅力は、YOSHIDAの店頭で実物を手に取って確かめてほしい。