UP DATE: 2026. 07. 31
連載 高級時計を巡る旅
第146回:グルーベル・フォルセイ、その時計づくりに宿る美学
革新的な機構や独創的な造形、卓越した仕上げ、そして熟練の職人による手仕事。
グルーベル・フォルセイには、唯一無二の美学が息づいている。
YOSHIDAとのパートナーシップから生まれた特別なモデルをはじめ、キャリバーの最終製造を飾る希少なモデル、
究極のハンドメイドを追求したモデルまで、4つの時計を通して、その美学を紐解く。
YOSHIDAとのパートナーシップ、
その歩みから生まれた二つのモデル
「バランシエール コンヴェクス S² カーボン」は、グルーベル・フォルセイとYOSHIDAのパートナーシップから生まれた第一弾である。YOSHIDAでのみ取り扱われる特別なモデルであり、カーボン素材を独自のコンヴェクスケースに採用。グルーベル・フォルセイが追求してきた立体的な造形を、新たな素材表現へと広げている。
その造形を実現するうえで、大きな挑戦となったのがカーボンケースの成形である。複雑な凸型形状を描くコンヴェクスケースには、一般的なカーボン素材のケースに用いられる圧力の約8倍、1平方センチメートルあたり16トンもの圧力をかけて形成。カーボンでは成形が難しい複雑な3D形状を実現し、素材の可能性を広げながら、グルーベル・フォルセイならではの造形へと仕上げている。
バランシエール コンヴェクス S² カーボン
YOSHIDAスペシャルモデル
カーボンの質感を生かしたブラックのケースに、ブルーのディテールを配した端正なデザイン。立体的なフォルムとモダンなカラーリングが、手元に洗練された個性を添える。
■Ref. P01288 ■41.5mm
■カーボン×チタンケース
■バリスティックラバーストラップ
■手巻き ■5気圧防水
■YOSHIDAスペシャルモデル 限定50本
■価格要お問い合わせ
「バランシエール コンヴェクス S2 ホワイトセラミック」は、YOSHIDAスペシャルモデルの第二弾として誕生した。わずか5本のみが製作され、キャリバーGF09xvの最終製造モデルでもある。
ホワイトセラミックならではの明るくクリーンな色調が、コンヴェクスケースの立体的なフォルムを際立たせる。ブラックとは異なる軽やかな表情を備えながら、グラフィカルな造形によって手元にしっかりと存在感を残すのが魅力だ。ホワイトラバーストラップまで同色でまとめたスタイルは、スポーティな軽快さと洗練された印象を併せ持ち、装いに取り入れやすいモダンなカラーリングに仕上がっている。
ケースの内側には、30度傾斜したテンプを中心に、ブリッジやサスペンド構造を立体的に配したムーブメントが広がる。外装のクリーンな色調と、複雑なメカニズムをあえて見せるオープンな構造。その対比も、このモデルならではの魅力となっている。
バランシエール コンヴェクス S² ホワイトセラミック
YOSHIDAスペシャルモデル
ケースとムーブメントが一体となって構築された、コンヴェクスならではのフォルム。ホワイトセラミックの明るい色調に、曲線を描くサファイアクリスタルや立体的なベゼル、手作業による繊細な仕上げが美しく調和している。
■Ref. P01536 ■41.5mm
■ホワイトセラミックケース
■ホワイトラバーストラップ
■手巻き ■3気圧防水
■YOSHIDAスペシャルモデル 限定5本
■価格要お問い合わせ
立体構造に宿る、
グルーベル・フォルセイの
五つの基本要素
「トゥールビヨン 24 セコンド アーキテクチャ」は、ムーブメントそのものを時計のデザインとして見せる、グルーベル・フォルセイらしい一作である。ダイヤルを覆うものを極限まで取り払い、機構の一つひとつをあらゆる角度から見渡せるように構築。立体的に組み上げられたムーブメントは、機能を果たすと同時に、そのままデザインの一部となっている。
その発想を支えるのが、グルーベル・フォルセイが大切にする発明と革新。25度傾斜したトゥールビヨンをはじめ、独自の機構を追求しながら、フロスト仕上げの地板やポリッシュ仕上げのブリッジには手作業による仕上げと手作業による時計製造が息づく。複雑な構造の中に、手仕事による美しい仕上げを共存させている。
もちろん、見た目のためだけの構造ではない。24秒で1回転するトゥールビヨンや90時間のパワーリザーブなど、性能と信頼性を追求した機構が、そのままこの時計の個性をつくり出している。ケースとムーブメントを一体の建築物のように捉えるアーキテクチャとデザインも、まさにこのモデルを象徴する考え方だ。
そして、キャリバーGF01hの製造を締めくくるファイナルエディションとして、11本のみを製作。希少性と独自性までを含め、グルーベル・フォルセイが掲げる五つの基本要素が、一つの時計の中で自然につながっている。
トゥールビヨン 24 セコンド アーキテクチャ
複数のブリッジと地板が織りなす、奥行きのある構成。異なる仕上げを巧みに使い分けることで、パーツ一つひとつの輪郭と質感を際立たせている。
■Ref. P01455 ■ケース径47.05mm
■ベゼル径45.50mm ■チタンケース
■ブラックラバーストラップ
■手巻き ■5気圧防水
■限定11本
■価格要お問い合わせ
大胆なフォルムを持ちながら、手元では端正な印象に。
シックな装いに合わせることで、グルーベル・フォルセイならではの造形がより際立つ。
手仕事を極限まで追求する、
グルーベル・フォルセイ
「ハンドメイド 2」が追求するのは、単に手作業で仕上げた時計ではない。グルーベル・フォルセイが定める「ハンドメイド」とは、目に見える部品だけでなく、普段は目にすることのない部品まで、伝統的な工具を用いて手作業で製作し、仕上げ、組み立てること。270個の部品のうち96%が手作業でつくられ、完成までには5,000時間以上を要する。年間に製作できるのは、わずか2〜3本だ。
しかも、手作業だからといって精度に妥協はない。各部品はわずか数ミクロン単位の公差で加工され、現代のCNC加工にも匹敵する精度を目指して仕上げられる。さらに、一つの時計を一人の時計職人が手作業で組み上げるという徹底ぶり。パワーリザーブ表示に用いられる円錐形のルビーまで手作業でつくられるなど、細部に至るまで「手でつくる」ことを貫いている。
そのこだわりは、伝統を守ることだけが目的ではない。機械化が進む現代の時計製造において、あえて人の手にしか生み出せない技術を磨き、受け継いでいく。グルーベル・フォルセイの「ハンドメイド 2」は、そんなものづくりへの姿勢そのものを形にした時計である。
ハンドメイド 2
随所に施された繊細な仕上げが、ムーブメントに豊かな表情をもたらす。フロスト仕上げの地板や鏡面のように磨かれたブリッジに、青焼きの針やルビー、ゴールドのアクセントが映え、手仕事の美しさを細部まで感じさせる。
■Ref. P1001-24 ■40.9mm
■ホワイトゴールド
■ヴィーガンストラップ
■手巻き ■3気圧防水
■限定2-3本/年
■価格要お問い合わせ
クラシックな趣を残しながら、現代のスタイルにもすっと馴染む。伝統的な時計の魅力を、今の感覚で楽しめる一本だ。
Store Info
取り扱い店舗
グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座
〒104-0061
東京都中央区銀座4丁目3番10号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 火曜日(祝日を除く)、年末年始
Tel. 03-3538-5401
Tel.03-3538-5401
YOSHIDA 東京本店
〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 03-3377-5401
Tel.03-3377-5401
名古屋 YOSHIDA
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3丁目17番17号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 052-243-5401
Tel.052-243-5401
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