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Column UP DATE: 2023. 03. 31

連載 パテック フィリップへの誘い

第54回:旅への想いを馳せる2つのGMT機構

#パテック フィリップ #年次カレンダー #カラトラバ #トラベルタイム #ワールドタイム #クロノグラフ #パイロットウォッチ #レディス

 180年以上の歴史を持つ、世界最高峰の時計メーカーPatek Philippe(パテック フィリップ)。

 その正規販売店であり、長年の販売実績を持つ東京渋谷区・幡ヶ谷の老舗時計店 YOSHIDA(ヨシダ)が、
さまざまな角度からパテック フィリップという至高のマニュファクチュールの魅力を紐解いていく本連載。

 第54回は、「トラベルタイム」と「ワールドタイム」の2つのGMT機構から注目のタイムピース6本を紹介します。

※掲載商品の情報は変更される場合がありますのでご了承ください。

PART.1 
Ref.5326 & Ref.5524
有用なコンプリケーションを体現する
「トラベルタイム」

 パテック フィリップが“世界最高峰の時計メーカー”と謳われている理由。そのひとつに挙がるのが、自他ともに認める圧倒的なムーブメントの開発力にあります。得意とするジャンルは実に幅広く、機械式からクォーツまで、現在は50種類以上の自社開発・製造のムーブメントを揃えています。なかでも複雑機構のバリエーションは群を抜いており、GMT機構の充実ぶりも目を見張るものがあります。 

 1997年に発表された「トラベルタイム」は、出発地と現地の時刻と昼夜、現地の日付を表示するデュアル・タイムゾーン機構です。特許取得のシステムにより、2つのプッシュボタンのいずれかを押すことで現地時間の表示を1時間単位で前進・後退させることができる優れた操作性は快適な旅をサポートしてくれます。

この機構を搭載したモデルの中から「年次カレンダー・トラベルタイム」のRef.5326と「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」のRef.5524を例に挙げてみましょう。

 新たな自動巻きムーブメントCal.31-260 PS QA LU FUS 24Hを搭載させることで、年次カレンダーとトラベルタイムという2つの有用なコンプリケーションをはじめて統合させたRef.5326。ケースの側面で見られる伝統的なクルー・ド・パリのギョシェ装飾、アンティークのカメラを彷彿させるテクスチャーを用いたヴィンテージ風の文字盤と、テイストの異なるディテールを融合させることで全く新しいスタイリングを完成させています。

  • Patek Philippe パテック フィリップ 年次カレンダー・トラベルタイム Ref.5326
  • Patek Philippe パテック フィリップ 年次カレンダー・トラベルタイム Ref.5326
  • Patek Philippe パテック フィリップ 年次カレンダー・トラベルタイム Ref.5326
  • Patek Philippe パテック フィリップ 年次カレンダー・トラベルタイム Ref.5326

年次カレンダー・トラベルタイム ■Ref.5326 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース
■カーフスキンストラップ(ヌバック仕上げとエンボス加工の2種類)
■自動巻き(Cal.31‑260 PS QA LU FUS 24H) ■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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 もう一方のRef.5524は、「アクアノート・トラベルタイム」のRef.5164と同じ自動巻きムーブメントCal.26-330 S C FUSを採用。アラビアンインデックスを持つ視認性の高い文字盤と、現地時間の時刻を簡単に調整できる2つのプッシュボタンを備えることで、往年のアヴィエータースタイルを現代的に再解釈したスタイリングを披露しています。

カラトラバ・パイロット・トラベルタイム

■Ref.5524 ■42mm ■18Kローズゴールドケース ■カーフスキンストラップ
■自動巻き(Cal.26‑330 S C FUS)■60m防水 ■価格はお問い合わせください

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PART.2  
Ref.5230P & Ref.7130 &
Ref.5930P & Ref.5935A
「ワールドタイム」の
魅力を高める色使い

 1930年代にパテック  フィリップが時計師ルイ・コティエとともに製品化を実現した「ワールドタイム」は、1884年にワシントンで開催された国際子午線会議で経度0度と定められているグリニッジ天文台を本初子午線とした「グリニッジ標準時」の制定によって、地球を24のタイムゾーンに分割することが定められたことで作られるようになった世界時計を腕時計のサイズにまで収めた記念碑的な機構です。歴代モデルはコレクターズアイテムとして世界中の腕時計愛好家から羨望の的となっています。

 今現在、「ワールドタイム」は1999年に特許を取得した機構により、プッシュボタンの操作ひとつですべての表示を1時間ずつ進めることを可能にした新しい機能を加えたことでより充実したコレクションへと発展を遂げています。ここでは、その実例となる4本を紹介します。

 2022年に登場した深いブルーとプラチナケースを組み合わせたメンズモデルRef.5230Pと、流行色のオリーブグリーンを取り入れたローズゴールドケースのレディスモデルRef.7130は、「ワールドタイム」の伝統的なディテールとユニークな色使いをミックスさせることで新鮮な雰囲気に仕上げています。

Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム Ref.5230P

ワールドタイム

■Ref.5230P ■38.5mm ■プラチナケース ■カーフスキンストラップ
■自動巻き(Cal.240 HU)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム Ref.5230P
  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム Ref.7130
  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム Ref.7130
  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム Ref.7130
  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム Ref.7130

ワールドタイム ■Ref.7130 ■36mm ■ダイヤ付き18Kローズゴールドケース(約1.06カラット)
■カーフスキンストラップ ■自動巻き(Cal.240 HU)
■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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 2016年に発表された「ワールドタイム,フライバック・クロノグラフ」は、現行コレクションでは初となるワールドタイムとクロノグラフを統合したモデルです。2021年のグリーン文字盤×プラチナケース、2022年のサーモンピンク文字盤×ステンレススチールケースと、流行を捉えたカラーリングも毎回話題になっており、人気モデルの仲間入りを果たしいます。

ワールドタイム,フライバック・クロノグラフ

■Ref.5930P ■39.5mm ■プラチナケース ■アリゲーターストラップ
■自動巻き(Cal.CH 28‑520 HU)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム,フライバック・クロノグラフ Ref.5935A
  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム,フライバック・クロノグラフ Ref.5935A
  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム,フライバック・クロノグラフ Ref.5935A
  • Patek Philippe パテック フィリップ ワールドタイム,フライバック・クロノグラフ Ref.5935A

ワールドタイム,フライバック・クロノグラフ ■Ref.5935A ■41mm ■ステンレススチールケース ■カーフスキンストラップ
■自動巻き(Cal.CH 28‑520 HU)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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