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Column UP DATE: 2020. 07. 31

連載 パテック フィリップへの誘い

第22回:機知に富む究極のカレンダー機構

#パテック フィリップ #永久カレンダー #年次カレンダー #アクアノート #トラベルタイム #カラトラバ

 180年以上の歴史を持つ、世界最高峰の時計メーカーPatek Philippe(パテック フィリップ)。
 その正規販売店であり、世界を代表する時計店 YOSHIDA(ヨシダ)が、
さまざまな角度からパテック フィリップという至高のマニュファクチュールの魅力を紐解いていく本連載。
 第22回は、パテック フィリップがこだわり続ける「カレンダー機構」の解説とともに、注目のモデル8本を紹介します。

常識をはるかに超える
「カレンダー機構」
へのこだわり

 クロノグラフやミニット・リピーターと並び、永久カレンダーをはじめとするカレンダー機構は、パテック フィリップと切っても切れない関係だと言っても過言ではありません。

 一般的にカレンダー機構のクオリティを判断する場合、機能の側面から見ることが妥当なのかもしれませんが、その対象が“コンプリケーションの巨匠”であるパテック フィリップの時計ともなれば、ひとつの物差しで魅力を推し量ることは難しいでしょう。

 たとえば、「永久カレンダー」の場合、創業者の1人であるジャン・アドリアン・フィリップが1889年に特許を取得した永久カレンダー機構の技術特許NO.1018、1925年に登場したパテック フィリップ初の永久カレンダーを搭載した腕時計NO.97 975(腕時計としても世界初の事例)など、時計史にその名を刻む数々の偉業とともに、世紀を超えて価値を維持する“永遠のステータスシンボル”として愛好家の間で認知されています。

永久カレンダー搭載モデルNO.97 975 パテック フィリップとして腕時計では初となる
永久カレンダー搭載モデルNO.97 975。
永久カレンダー搭載モデルNO.97 975 パテック フィリップとして腕時計では初となる
永久カレンダー搭載モデルNO.97 975。

 その一方で、1996年の発表から瞬く間にヒットを飛ばし、パテック フィリップ屈指のロングセラーとして知られる「年次カレンダー」は、実用に特化した設計と多彩なバリエーションにより安定した人気を確立し、今ではカレンダー機構の一翼を担うコレクションとして成長を遂げています。

 その他のカレンダー機構もそれぞれがユニークな特徴を備えながらパテック フィリップの現行コレクションに華を添えています。

PART.1未来を予見する
「永久カレンダー」

 グランド・コンプリケーションの一角であり、パテック フィリップのカレンダー機構の歴史そのものである永久カレンダー搭載モデル。

 1461日(4年)のサイクルで一周する永久カレンダーはまさに“未来を予見する機構”であり、19世紀末のアメリカの富豪たちの間で「富の象徴」して流行していたという逸話があります。

 初代のNO.97 975からはじまる歴代モデルの圧倒的なバリエーションからも、パテック フィリップがこの分野において、比肩するブランドが見当たらないほど優れていることが見て取れます。

 ここでは現行コレクションの代表モデル2型を紹介します。

  • Patek Philippe パテック フィリップ レトログラード日付表示付永久カレンダー Ref.5159
  • Patek Philippe パテック フィリップ レトログラード日付表示付永久カレンダー Ref.5159
  • Patek Philippe パテック フィリップ レトログラード日付表示付永久カレンダー Ref.5159

レトログラード日付表示付永久カレンダー レトログラード日付表示針を備えた永久カレンダー搭載モデルは、
1937年に製造された腕時計NO.860 182にルーツを持つ伝統的なスタイル
を受け継いでいます。
こちらのRef.5159は、中央にギヨシェ彫りが施された文字盤とヒンジケース付きのケースの重厚感によって、
クラシックな味わいを楽しむことができます。

■Ref.5159 ■38mm ■18Kローズゴールドケース ■アリゲーターストラップ
■自動巻き(Cal.324 S QR)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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永久カレンダー

長方形の曜日・月表示窓ではなく、9時位置と3時位置のサブダイヤルに置き換えることで誕生した革命的モデルRef.3940の後継機であるRef.5327。特筆すべきは9.71mmのケース厚であり、マイクロローターを備えた超薄型の自動巻きムーブメントCal.240を搭載することで実現しています。

■Ref.5327 ■39mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き(Cal.240 Q)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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PART.2バラエティに富んだ
カレンダー機構の
ベストセラー

 1年に1回だけ3月1日のみ調整を必要とする年次カレンダーは、永久カレンダーの簡素化を図るのではなく、シンプルカレンダーの発展型という立ち位置で開発されたカレンダー機構。年に5回の月末のみ、直ちに翌月の1日に早送りする仕組みのために考案された小さなレバーは“イルカ”の相性で親しまれています。

 永久カレンダーよりも部品が多くなったデメリットを補って余る要素のひとつとして挙がるのが優れたモジュール構造です。これにより「年次カレンダー」のコレクションは多彩なデザインでの展開を可能にしています。

 初期モデルのデザインを引き継ぐベーシックなRef.5146のほか、異彩を放つレギュレータータイプRef.5235/50R-001などの豊富なバリエーションが揃っています。

年次カレンダー

1996年に登場したRef.5035の系譜に連なる「年次カレンダー」のスタンダードモデルがこちら。ちなみにブレスレット版のRef. 5146/1は現在では廃盤となっているため、稀少性が高い1本だと言えます。

■Ref. 5146/1 ■39mm ■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き(Cal.324 S IRM QA LU)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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年次カレンダー

モダンかつクラシックに映るRef.5396は、伝説的な永久カレンダー搭載モデルRef.3499の文脈を受け継ぐ12時位置の2つの窓と6時位置のムーンフェイズなどのディテールに特徴があります。シックなホワイトゴールド製のケースを選べば幅広いスタイルに対応してくれるはずです。

■Ref.5396 ■38.5mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き(Cal.324 S QA LU 24H/303)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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  • Patek Philippe パテック フィリップ 年次カレンダー レギュレーター・タイプ  Ref.5235/50
  • Patek Philippe パテック フィリップ 年次カレンダー レギュレーター・タイプ  Ref.5235/50

年次カレンダー レギュレーター・タイプ パテック フィリップの名誉会長室に飾られていた振り子時計から
インスピレーションを得て製作されたというRef.5235/50。

このモデルのために開発されたムーブメントCal.31-260 REG QAによって、このデザインは完成に至りました。
ローズゴールドバージョンは2019年の登場以来、人気を集めているモデルです。

■Ref.5235/50 ■40.5mm ■18Kローズゴールドケース ■アリゲーターストラップ
■自動巻き(Cal.31-260 REG QA)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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PART.3日常を豊かにする
「トラベルウォッチ」の真価

 パテック フィリップの有用なコンプリケーションとして、「年次カレンダー」に比肩する実用性を持つのが、デュアルタイムゾーン機構にほかなりません。出発地と現地の昼夜を窓で、現地の日付を指針で表示するカレンダー機構は非常に人気を集めています。

 この機構が搭載されている主なコレクションとして、「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」と「アクアノート・トラベルタイム」が挙がります。それではデザインに目を向けてみましょう。

 2つのモデルの共通点として挙がるのは、スポーティなデザインと瞬時に必要な情報を伝える優れた視認性にあります。シンプルな機能とパテック フィリップ特有のエレガンスを合わせ持つトラベルウォッチは日常使いでも実力を発揮してくれるはずです。

アクアノート・トラベルタイム

「アクアノート」のデザインとデュアルタイムゾーン機構の完璧な融合を果たしたRef.5164A。シンプルな顔立ちでありながら3針の時計では決して味わえないコンプリケーション特有の魅力が凝縮された1本です。

■Ref.5164A ■40.8mm(10-4時方向)■18Kローズゴールドケース ■ラバーストラップ ■自動巻き(Cal.324 S C FUS)■120m防水 ■価格はお問い合わせください

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カラトラバ・パイロット・トラベルタイム

Ref.5524は最高の視認性と直感的な操作性を兼ね備えたパテック フィリップによるアビエーションウォッチの再解釈から誕生したモデルです。ホワイトゴールドのケースは2015年に登場したファーストモデルです。

■Ref.5524 ■42mm ■18Kホワイトゴールドケース ■カーフスキンストラップ ■自動巻き(Cal.324 S C FUS)■60m防水 ■価格はお問い合わせください

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PART.4詩的なルックスの
有用なカレンダー機構

 最後の1本は、2019年に発表された話題作Ref.5212A「カラトラバ・ウィークリー・カレンダー」です。

 年次カレンダー、デュアルタイムゾーン機構に連なる“有用なコンプリケーション”の仲間入りを果たした新しいカレンダー機構は、新しい自動巻きムーブメントCal.26-330 S C J SEを搭載することで、「週番号を表示する」というユニークな機能を備えています。

 転写による手書き書体が描かれた文字盤には、中央に5本の針があり、時、分、秒、週番号、曜日を表示します。先端を赤で塗装した2つのハンマー型の指針は、ひとつは曜日を、もうひとつは週番号を読み取ります。

 突発的なアイディアからではなく、小さな改良の集積から生まれたRef.5212Aは、あらゆる意味において個性溢れる1本に仕上がっています。

カラトラバ・ウィークリー・カレンダー

Ref.5212Aは普段使いに適したコンプリケーテッド・ウォッチの代表格。1955年に創作されたRef.2512/1からインスピレーションを得たデザイン、ステンレススチール製のケース、ヴィンテージ調のカーフスキンストラップなどの“懐かしくも新しいスタイリング”にも注目。

■Ref.5212A ■40mm ■ステンレススチールケース ■カーフストラップ ■自動巻き(Cal.26-330 S C J SE)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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