UP DATE: 2021. 07. 28
連載 高級時計を巡る旅
第60回:革新のマテリアルとデザインを堪能できるウブロの2021年新作
#ウブロ #アエロ・フュージョン #ビッグ・バン #スピリット オブ ビッグ・バン #ビッグ・バン インテグラル #クロノグラフ #オーリンスキー


例年以上に革新的なマテリアルを採用し、
数々のアイコニックな意匠をより魅力的なものへと昇華させた、ウブロ(HUBLOT)の2021年新作。
すでにこの連載ではいくつかの新モデルを紹介してきたが、
毎年充実のラインナップを発表するウブロだけに、
当然のことながら注目作はそのわずかなモデルだけにとどまらない。
ここに紹介する、YOSHIDA(ヨシダ)がレコメンドする6モデルもまた、
時計愛好家やウブロのファンはもちろん、
セレブリティをも魅了する独創性と華やかさに満ちた傑作である。
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
多面カットによって
18Kキングゴールドが輝く
「アエロ・フュージョン
クロノグラフ
オーリンスキー
キングゴールド ブルー」
フランスの現代アーティスト、リチャード・オーリンスキーとウブロとのコラボレーションモデルは、2017年冬の発表以後、着実にラインナップを増やし続けてきた。オーリンスキー作品の特徴でもある多面カットを大胆に取り入れたことにより、これまでにない斬新なデザインを提示。「The Art of Fusion(異なる素材やアイデアの融合)」のコンセプトを体現し、今やウブロのニュースタンダードとして確立した感がある。
2021年もオーリンスキー・コレクションは多彩な新作をラインナップしており、そのひとつ「アエロ・フュージョン クロノグラフ オーリンスキー キングゴールド ブルー」はゴールドとブルーのコンビネーションが目を引くモデル。ケースとベゼルに用いられているのは、ウブロが生み出した代表的な革新素材18Kキングゴールド。全面にポリッシュ仕上げを施すことにより芸術的なファセットカットが複雑な輝きを放つ一方、オープンワークのダイアルからはブルーのブリッジが存在感を主張し、ウブロならではの豪奢な表情に仕上げている。
アエロ・フュージョン クロノグラフ
オーリンスキー キングゴールド ブルー
■525.OX.5180.RX.ORL21 ■45mm ■18Kキングゴールドケース ■ブルーラバーストラップ
■HUB1155自動巻きクロノグラフ ■5気圧(50m)防水 ■世界限定200本 ■¥4,400,000(税込)
ユニークな素材使いと
メカニズムのコントラストが
美しい
「ビッグ・バン
MP-11 14デイ
パワーリザーブ
サファイア レインボー」
自社開発・製造の手巻きムーブメントCal.HUB9011を搭載した「ビッグ・バン MP-11」。連結した7つの香箱を備え、約14日間ものロングパワーリザーブを実現しているのが特徴で、2018年の登場以来、機能はもちろんそのルックスも、ウブロの先進性を象徴するシリーズとして高い支持を獲得している。同シリーズはこれまで、カーボンをはじめとする革新素材をケースに採用。2021年も18Kマジックゴールドやブルーサファイアを用いたモデルを新たに発表しており、素材によって大きく変わる表情も魅力となっていた。
このラインナップに加わったのが、世界限定50本の「ビッグ・バン MP-11 14デイ パワーリザーブ サファイア レインボー」だ。その名のとおり、ケース素材に使われているのはサファイアクリスタル。過去にも同素材を用いた「ビッグ・バン MP-11」が発売されているが、この新作ではベゼルに18Kホワイトゴールドを採用し、バゲットカットのカラーストーンを48個もセット。美しく磨き上げられたサファイアクリスタルケースとの組み合わせでカラーストーンは一段と輝きを放ち、ダイアルから見えるメカニズムとのコントラストによってウブロらしい独特の世界を築き上げている。
ビッグ・バン MP-11 14デイ
パワーリザーブ サファイア レインボー
■911.JX.0102.RW.4099 ■45mm ■サファイアクリスタルケース ■ホワイトラバーストラップ ■HUB9011手巻き ■3気圧(30m)防水 ■世界限定50本 ■¥16,302,000(税込)
さらに精悍でシャープな
ルックスを手に入れた
「スピリット オブ
ビッグ・バン
マジックゴールド」
2011年にウブロが発表した18Kマジックゴールドは、世界初の傷がつかない18Kゴールドである。セラミックスとゴールドを融合させて生まれたこの素材は、ゴールドならではの輝きを放ちつつ圧巻の耐傷性を誇る。以来「ビッグ・バン ウニコ」をはじめ数々のモデルに採用されてきたが、2021年はケースとベゼルにポリッシュ仕上げの18Kマジックゴールドを用いた「スピリット オブ ビッグ・バン マジックゴールド」が新たに加わった。
以前にも同素材を用いた「スピリット オブ ビッグ・バン」は発売されていたが、42mmサイズに変更し、さらにルックスもマイナーチェンジを施しており、以前はミニッツトラックやクロノグラフ秒針の一部がレッドに着色されていたが、新作は細かなディテールもゴールドに統一。結果、ゴールド×ブラックの精悍かつ上品な佇まいとなった。また、ストラップにはワンタッチで交換が可能なワンクリックシステムが搭載され、ライン入りのラバーストラップになったことで、よりシャープな印象に仕上がっている。
スピリット オブ ビッグ・バン
マジックゴールド
■642.MX.0130.RX ■42mm ■18Kマジックゴールドケース ■ブラックラバーストラップ ■HUB4700自動巻きクロノグラフ ■10気圧(100m)防水 ■世界限定200本 ■¥4,774,000(税込)
鮮やかな色使いに
目を奪われる
「ビッグ・バン ウニコ
レッドマジック」
革新素材を用いた2021年新作のなかでも目を惹くモデルに挙げられるのが「ビッグ・バン ウニコ レッドマジック」だろう。今やウブロの代名詞となったカラーセラミックだが、このレッドセラミックが発表されたのは2018年のこと。開発に4年を要したというこの素材は、ビビッドかつ艶やかな表情を魅せるだけではなく、従来のセラミックスよりも硬度を高めて実用性にも配慮した、ウブロの技術力の結晶である。
同素材を用いたモデルとしては、2020年に発表された「ビッグ・バン MP-11」が記憶に新しいが、「ビッグ・バン ウニコ レッドマジック」ではケースとベゼルにレッドセラミックを採用するのみならず、時分針やインデックス、ストラップにもレッドを施したことで、よりインパクトのあるルックスにまとめている。余分な挿し色を排したことで、オープンワークダイアルから見える自社開発・製造のクロノグラフムーブメント“UNICO”の姿も際立ち、愛好家のみならず、多くの人々の琴線を刺激するタイムピースと言えるだろう。
ビッグ・バン ウニコ
レッドマジック
■441.CF.8513.RX ■42mm ■レッドセラミックケース ■レッド×ブラックラバーストラップ ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■世界限定500本 ■¥3,300,000(税込)
ウブロの
ジェムセッティングが冴える
「ビッグ・バン
インテグラル」の
ハイジュエリーモデル
そして極め付けとなるのがハイジュエリーピース。2021年の新作では早くも、昨年に誕生して高い人気を獲得している「ビッグ・バン インテグラル」のハイジュエリーモデルが登場した。「ビッグ・バン インテグラル チタニウム ジュエリー」と「ビッグ・バン インテグラル キングゴールド ジュエリー」がそれで、両モデルともケースにはバゲット&ブリリアントカットのダイヤモンドが78個、バゲットカットのダイヤモンドをベゼルに54個、ダイアルに12個、さらにブレスレットにも450個のバゲット&ブリリアントカットダイヤモンドをセットし、ベースモデルのスポーティな佇まいから一転、圧倒的な眩さと存在感を放つラグジュアリーピースとなった。
それも、ウブロの並外れたセンスと抜群の技術があるからこそ。これまでもウブロは、数多くのハイジュエリーモデルを展開しているが、「ビッグ・バン インテグラル」をキャンバスにジェムセッティングを繰り広げることによって、新鮮な表情を生み出している。
ビッグ・バン インテグラル
チタニウム ジュエリー
■451.NX.1170.NX.9804 ■42mm ■チタニウム+バゲット&ブリリアントカットダイヤモンドケース ■18Kホワイトゴールド+バゲット&ブリリアントカットダイヤモンドブレスレット ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■¥21,450,000(税込)
ビッグ・バン インテグラル
キングゴールド ジュエリー
■451.OX.1180.OX.9804 ■42mm ■18Kキングゴールド+バゲット&ブリリアントカットダイヤモンドケース ■18Kキングゴールド+バゲット&ブリリアントカットダイヤモンドブレスレット ■HUB1280自動巻きクロノグラフ(自社開発・製造"UNICO") ■10気圧(100m)防水 ■¥25,740,000(税込)

YOSHIDA 東京本店
住所/東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5 Google Map
電話/03-3377-5401
電話/03-3377-5401
営業時間/10:00~20:00
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