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Column UP DATE: 2022. 09. 30

連載 パテック フィリップへの誘い

第48回:クルー・ド・パリ モチーフを採用した
カラトラバ・コレクション

#パテック フィリップ #カラトラバ #年次カレンダー #トラベルタイム

 180年以上の歴史を持つ、世界最高峰の時計メーカーPatek Philippe(パテック フィリップ)。
 その正規販売店であり、長年の販売実績を持つ東京・渋谷区幡ヶ谷の老舗時計店 YOSHIDA(ヨシダ)が、
さまざまな角度からパテック フィリップという至高のマニュファクチュールの魅力を紐解いていく本連載。
 第48回は、パテック フィリップの伝統的な装飾技法である、
クルー・ド・パリ模様のギヨシェ装飾を採用した注目モデルを紹介します。

※掲載商品の情報は変更される場合がございますのでご了承ください。

CASE.1 Ref.6119記念碑的モデルへの
オマージュ

 ピラミッド状の格子模様で構成されるクルー・ド・パリ模様のギヨシェ装飾の採用は、1934年のRef.96Dから始まり、続いて1972年に登場したRef.3520Dは、20年以上にもわたって製造されたロングセラーとして一世を風靡しました。

Patek Philippe パテック フィリップ Ref.3520D

ベゼルにクルー・ド・パリのギヨシェ装飾を
施したRef.3520D。
他にもローマンインデックスや
ストレートラグなどの特徴を備えている。

 その後もクルー・ド・パリのモチーフは、メンズ・レディスのカラトラバ・コレクションを中心に採用され、パテック フィリップのシグネチャーとして定着していきます。2016年に発表された2つの文字盤を備えた複雑機構搭載モデル「グランドマスター・チャイム」のRef.6300も表側の文字盤やケースの側面にクルー・ド・パリ模様のギヨシェ装飾を取り入れたことが話題になりました。

Patek Philippe パテック フィリップ Ref.6300 5つのチャイム機構を含む、
20種類の複雑機構を搭載するRef.6300。
Patek Philippe パテック フィリップ Ref.6300 5つのチャイム機構を含む、20種類の複雑機構を搭載するRef.6300。

 2018年以降、希少なハンドクラフト限定モデルRef.5177を除いて、数年ぶりに クルー・ド・パリ モチーフを取り入れたRef.6119は、1985年のRef.3919、2006年のRef.5119へのオマージュを捧げたカラトラバ・コレクションの新作として2021年に登場しました。

カラトラバ

■Ref.6119 ■39mm ■18Kローズゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き(Cal.30-255 PS)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

商品詳細はこちら

カラトラバ

■Ref.6119 ■39mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き(Cal.30-255 PS)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

商品詳細はこちら

 36mm径であったRef.5119よりも一回り大きな39mmのケース径は、現代的なカラトラバ・スタイルを表現する上で欠かせない要素となっています。これに合わせてダイヤルデザインを変更し、ローマンインデックスに変わり、18Kゴールドのオビュ(弾丸)型インデックスを採用。これは、Ref.96Dにも通じるクラシックなディテールだと言え、ドフィーヌ型時針・分針、シュマン・ド・フェール型分スケールと相まって、優れた視認性を備えています。

 このケースに合わせて、クルー・ド・パリ模様のベゼルは、幅をわずかに広めに調整しつつ、傾斜をつけながらサファイヤクリスタル製の風防を縁取っています。

Patek Philippe パテック フィリップ カラトラバ Ref.6119 洗練されたクルー・ド・パリ模様のベゼルによって、
モダンなスタイリングが完成する。

CASE.2 
Ref.5226 & Ref.5326
かつてないカラトラバ・
スタイルの提案

 世界的にスポーツウォッチの人気が加熱する中、2022年の新作Ref.5226は全く新しいカラトラバ・スタイルを提案したことで大きな注目を集めました。

 これまでカラトラバ・コレクションは、革新を繰り返しながら伝統を紡ぐことで90年にも及ぶ歴史を築き上げてきました。1932年のRef.96から始まる歴代モデルの変遷を見れば、それは一目瞭然です。その意味でもRef.5226はこの上なくカラトラバ・スタイルを体現した1本だと言えるのです。

  • Patek Philippe パテック フィリップ カラトラバ Ref.5226
  • Patek Philippe パテック フィリップ カラトラバ Ref.5226
  • Patek Philippe パテック フィリップ カラトラバ Ref.5226
  • Patek Philippe パテック フィリップ カラトラバ Ref.5226

カラトラバ ■Ref.5226 ■40mm ■18Kホワイトゴールドケース ■カーフスキンストラップ
■自動巻き(Cal.26‑330 S C)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

商品詳細はこちら

 アンティークのカメラを彷彿させるテクスチャーと外周に向かって濃くなるブラック・グラデーションを取り入れた文字盤と同様に、Ref.5226の外装を特徴付けるのが、Ref.6300のスタイリングに近いケースの側面に施されたクルー・ド・パリ模様のギヨシェ装飾です。装飾をケース側面全周に施すため、パテック フィリップのデザイナーは、ストラップを装着するラグとケースバックとを一体化した新しいケースを設計しています。

Patek Philippe パテック フィリップ カラトラバ Ref.5226 直線を多用したラグはクルー・ド・パリ模様の
ギヨシェ装飾と調和を果たしている。

 スタイリングを完成させる上でストラップも非常に重要なパーツです。Ref.5226の場合、装着されたベージュのカーフスキンストラップのほか、ブラックのエンボス加工ファブリック柄カーフスキンストラップが付属します。

 Ref.5226と同じデザインコンセプトを採用したRef.5326は、パテック フィリップ史上初めて年次カレンダーとトラベルタイムという2つの実用的なコンプリケーションをひとつの時計に統合した話題作。

年次カレンダー・トラベルタイム

■Ref.5326 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■カーフスキンストラップ ■自動巻き(Cal.31‑260 PS QA LU FUS 24H)■30m防水 ■価格はお問い合わせください

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 3針用の自動巻きムーブメントCal.26‑330 S Cを搭載するRef.5226に対して、Ref.5326はマイクロローター式の自動巻きムーブメントCal.31-260 PS QA LU FUS 24Hを搭載しているため、その分だけ厚みが増したケースに合わせて、ケース側面のクルー・ド・パリ模様のギヨシェ装飾は幅を調整しています。

Patek Philippe パテック フィリップ 年次カレンダー・トラベルタイム Ref.5326 クルー・ド・パリのモチーフによって
美観を高めた独創的なケースデザイン。

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東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
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定休日 年中無休(年末年始を除く) Tel. 03-3377-5401 Tel.03-3377-5401

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