連載ウェレンドルフの世界

Part.2 125年という「時」を刻むコレクション

　来る2020年、創業100周年を迎えるYOSHIDA（ヨシダ）が送るオリジナルコンテンツ。
第3回は、前回に続き、Wellendorff（ウェレンドルフ）の特集です。

　後編では、クリストフ・ウェレンドルフ氏のジュエリーに対する想い、
YOSHIDAとのパートナーシップ、注目のメンズジュエリー、
125年周年アニバサリーコレクションなどからブランドの魅力を紐解きます。

Photo: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Art Direction: Takaaki Yagi(FORM::PROCESS) / Edit＆Text: Tsuneyuki Tokano
※掲載商品の情報は変更される場合がございますのでご了承ください。

想いを留める
エングレービング

　「世代を超えて愛され続ける、完璧なジュエリーを手がける」。ウェレンドルフは、1893年の創業から4世代にわたって、このテーマと真摯に向き合い続けてきました。現当主であるクリストフ・ウェレンドルフ氏は、「普遍的なジュエリーに価する条件」について、このような持論を展開します。

　「何世代もわたってジュエリーを受け継ぐための条件として、最高の素材であることはもちろん、“タイムレスなデザイン”であることは欠かせません。そして、そこに“特別な想い”が重なることでジュエリーは唯一無二の存在となるのです。今日、私が着けているリングは、50歳の誕生日に妻がプレゼントしてくれました。内側に刻まれたエングレービングは、夫婦の思い出であり、愛の記録です。このリングがあるおかげで、私は今でもあの日の素晴らしい情景を鮮明に思い出すことができます。私たちの物語は、このリングと共に、次の世代へと語り継がれていくのです」

ライフスタイルに寄り添う、
メンズジュエリー

　しなやかで美しい自社製のエマイユ（エナメル）のように、エネルギッシュなウェレンドルフのメンズコレクションは、「最高の素材」「伝統の技術」「現代的なスタイル性」という３つの特徴を備えており、控えめなデザインであるのと同時に溢れんばかりのダイナミズムが感じられます。どんなオケージョンにでもマッチするジュエリーは注目を集めています。

リング「S752」
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ブレスレット「ピュアディライト」
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東京の街で
“運命のパートナー”と出会う

　「ハネムーンで東京にはじめて訪れたあの日から、私は日本へ特別な思いを抱くようになりました。日本人と我々ドイツ人は、控えめで洗練されたデザインを好むところ、完璧なクオリティにこだわるところなど、気質や感性における多くの共通点があると思います」

　今では「大の親日家」だと話す、クリストフ・ウェレンドルフ氏。初来日の当時、その数十年後、東京の街で「予想だにしなかったドラマ」が待ち受けているとは夢にも思わなかったはず。

　「YOSHIDAとのパートナーシップは私たちにとって“ベストの関係”だと言えます。なぜなら、彼らの時計やジュエリーへの専門知識もさることながら、何事にも熱心に取り組む姿勢、商品へ対する限りない愛情があり、私たちは常に敬意を表しています。それが結果として、お客様との信頼へとなって世界トップクラスのセールスへ繋がっているのでしょう。また、ファミリービジネスを貫いている点においても、非常に強いシンパシーを感じています」

125周年
アニバーサリーコレクション

　時を経て、今もなおウェレンドルフのファミリーに受け継がれる、初代当主エルンスト・アレクサンダー・ウェレンドルフ氏の哲学。今年、生誕125周年を祝う“アニバサリーコレクション”が登場しました。『FROM LOVE.THE BEST.』という普遍のメッセージから生まれる眩いばかりのジュエリーは、あなたの人生に幸せを運ぶ、“かけがえのない愛の象徴”として輝きを放ち続けます。