AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)の関西圏での拠点となる重要なブティックであり、
YOSHIDA(ヨシダ)とのパートナーシップから誕生したことで知られる「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」。
同社のCEO、フランソワ-アンリ・ベナミアス氏の貴重なインタビュー動画を交え、その魅力に迫る。
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
世界最大規模で展開する
関西圏での
オンリー ブティック
瀟洒な構えのファサードを抜け、「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」の店内に足を踏み入れると、そこは暖かみ溢れるウッドを多用した内装が目に飛び込んでくる。これは、オーデマ ピゲ生誕の地であるスイス・ジュウ渓谷の小村ル・ブラッシュをイメージし、自然の景観を取り込んだ結果である。壁には木材を用い、フロアにはスイスから取り寄せた石を用いている。ただし、単にクラシックにまとめるだけではなく、前衛的な要素を取り入れることで、過去をふり返るだけでなく、未来に向けて情報を発信することを表現したという。たしかにモダンさとクラシックさが融合する、落ち着いた寛ぎの空間となっている。
1875年に創業したオーデマ ピゲが本社を構えるスイス・ジュウ渓谷は、“複雑時計の揺りかご”と呼ばれるように、18世紀の時代から、精密かつ複雑な時計の製造が盛んに行われてきた土地柄だ。この渓谷一帯には、オーデマ ピゲをはじめとして、現在でも数多くの高級時計メーカーやムーブメント製造メーカーが工場を構え、高級複雑時計における世界有数の生産拠点である。
またジュウ渓谷に隣接し、フランス国境を越えて広がるリズーの森は“ヨーロッパ最大の森”といわれており、豊かな森林資源としても知られている。この森で産出されるスプルース(トウヒ)は高い品質を持ち、古くはイタリア・クレモナのヴァイオリン職人たちが用いたという。
店内の奥へとさらに進もう。このブティックは「マニュファクチュール」と「ラウンジ」という、2つのパートに分かれている。
まず「マニュファクチュール」。ここにはオーデマ ピゲの稀少なタイムピースが展示され、これらが、どのように作られるのかが紹介されている。もうひとつの「ラウンジ」は、その名の通り、落ち着きと寛ぎを提供する極上のもてなし空間である。ここでは、希望するオーデマ ピゲの時計を手にとりながら、エスプレッソやカクテルなどを楽しみつつ、展示されたアート作品と共に至福のひとときを堪能できる。こんな素敵な場所で思う存分、好みの時計を手にとってあれこれと思考を巡らせたら、それはこの上ない喜びとなるのだろう。
そのほかにも、顧客へのきめ細やかなコンシェルジュサービスや、ブティックだけでのプライベートショーやプレビュー(内覧会)、限定モデルやシリーズなどへの優先的なご案内などを用意。オーデマ ピゲのブティックならではのメリットは多岐にわたる。
オーデマ ピゲ CEOから見た
大阪ブティックの
躍進について
この「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」のオープニング・セレモニーには、スイスのオーデマ ピゲ本社からCEOフランソワ-アンリ・ベナミアス氏が駆けつけた
プロゴルファーからラグジュアリービジネスの世界に転身し、現在ではオーデマ ピゲ本社CEOを務めるベナミアス氏はとても気さくだが、その話しぶりからも人並み外れた才覚の持ち主であることがわかる。
「数年前、YOSHIDAの社長である吉田勉さんと出会った時に、私の中で“愛”が芽生えてしまった。それは彼のビジネスが非常にプロフェッショナルかつエクストラオーディネール(飛び抜けて素晴らしい)だけでなく、ライフスタイルに共感したからです。つまり私は、世界で最も力のある時計販売者として吉田さんを尊敬しているのです。彼から『大阪で良い物件が見つかりました』と聞いた時、私は出店を2秒で決めました。それは実に自然な成り行きでした」
それから1年後、予想をはるかに上回る「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」の躍進について、ベナミアス氏は以下のようなコメントを述べている。
「彼らは時計への愛情が深く、それこそ命を捧げている。世界でも屈指のリテーラーですが、どれだけ売り上げを伸ばしても謙虚な気持ちを持っており、オーデマ ピゲに対してもリスペクトしてくれる。だからこそブランドとリテーラーという垣根を超えたパートナーになれるのです。シンプルに言うと、YOSHIDAが好きになったのです(笑)。オーデマ ピゲは今でも創業者ファミリーが経営に参加する、独立資本の稀有なマニュファクチュールです。ヨシダも創業98年を迎える歴史あるファミリー企業であり、伝統を受け継いでいる。どちらも歴史に敬意を払い、伝統を継承し、情熱をもって仕事をするという価値観を共有している。だからブティックは成功を収めたのでしょう」
ちなみに日本では二店舗しかないオーデマ ピゲのブティックでは、ここでしか買えない“ブティック限定モデル”が存在する。これらの時計はすべて特別な仕様となっており、希少性だけでなく、美しさと価値においても最上級だと評判だ。
この世界的にも希少な時計を実際に手にとるだけでも「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」を訪ねる価値があるのだと断言しよう。
オーデマ ピゲ ブティック 大阪
住所/大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-6-9 心斎橋福穂ビル
電話/06-6214-5401
営業時間/10:00~19:30
休業日/年中無休(1月1日~1月3日を除く)
Google Map
幅広いコレクションが揃う、
オーデマ ピゲの殿堂
世界的な需要の高さと希少性が相まって、オーデマ ピゲの腕時計は年々入手困難になる一方だ。ところが、「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」に来店すると、その不安はすぐさま解消される。なぜなら、幅広いコレクションが我々を出迎えてくれるからである。
ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
スポーティなクロノグラフとダイヤモンドセットベゼルが絶妙にマッチする。こちらのオレンジを含め、全5カラーでの展開。
■26231ST.ZZ.D070CA.01 ■37mm ■ステンレススチールケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■50m防水
ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
42mm径のステンレス製のケースでは初となる、ブルーセラミックのプッシュボタンとリューズの組み合わせは腕元のアクセントになる。
■26470ST.OO.A030CA.01 ■42mm ■ステンレススチールケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■100m防水
ロイヤル オーク エクストラ シン
1977年に初登場したイエローゴールドモデルの敬意の証である、「プチ・タペストリー」模様の美しい文字盤にも目を向けたい。
■15202BA.OO.1240BA.02 ■39mm ■18Kイエローゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
ロイヤル オーク クロノグラフ
肌に馴染みやすい18Kピンクゴールドの輝きと深みのあるブルーの文字盤とインダイヤルのコントラストが際立っている。
■26331OR.OO.1220OR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
ミレネリー フロステッドゴールド
オパールダイヤル
オーデマ ピゲの時計製造の技術とゴールドの魅力を最大限に引き出したレディスモデル。ヴィンテージ調の外装も見所。
■77244OR.GG.1272OR.01 ■39.5mm×35.4mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■手巻き ■20m防水
ロイヤル オーク オートマティック
多くの女性を魅了する、8つの異なる色合いのブリリアントカットオレンジサファイアをベゼルに備えた美しいベゼルが特徴。
■15451OR.YY.1256OR.01 ■37mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
Store Info
取り扱い店舗
YOSHIDA 東京本店
〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 03-3377-5401
Tel.03-3377-5401
オーデマ ピゲ ブティック 大阪
〒542-0085
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2丁目6番9号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 06-6214-5401
Tel.06-6214-5401
Back Number
バックナンバー
-
UP DATE: 2024. 09. 06 NEW
連載 高級時計を巡る旅
第140回:実用美を極めたパテック フィリップの複雑時計とレディス・コレクション
-
UP DATE: 2024. 08. 22
連載 高級時計を巡る旅
第139回:世界最高峰と称される、パテック フィリップのグランド・コンプリケーション
-
UP DATE: 2024. 08. 09
連載 高級時計を巡る旅
第138回:スポーティエレガンスを体現する、
パルミジャーニ・フルリエの2024年最新作「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」 -
UP DATE: 2024. 07. 19
連載 高級時計を巡る旅
第137回:オーデマ ピゲの2024年最新作、「ロイヤル オーク」のハイジュエリーウォッチとは?
-
UP DATE: 2024. 07. 04
連載 高級時計を巡る旅
第136回:複雑機構と独自のデザインで魅せる、ウブロの最新作
-
UP DATE: 2024. 07. 03
連載 高級時計を巡る旅
第135回:2024年の注目時計、ゼニス最新作に迫る
-
UP DATE: 2024. 06. 20
連載 高級時計を巡る旅
第134回:パテック フィリップ2024年最新作、話題の6モデル
-
UP DATE: 2024. 05. 31
連載 高級時計を巡る旅
第133回:新たな装いを手にした
ウブロのクラシック・フュージョン! -
UP DATE: 2024. 05. 30
連載 高級時計を巡る旅
第132回:2024年春、時計界の頂点に君臨するパテック フィリップが発表した5つの新作
-
UP DATE: 2024. 05. 29
連載 パテック フィリップへの誘い
第60回:4つのテーマから読み解く注目モデル8選!
-
UP DATE: 2024. 05. 14
連載 高級時計を巡る旅
第131回:ブルガリとYOSHIDAの力作、限定チャイミングウォッチ
-
UP DATE: 2024. 04. 29
連載 高級時計を巡る旅
第130回:新商業施設「ハラカド」の新ランドマーク 「ゼニス ブティック表参道」がオープン!
-
UP DATE: 2024. 04. 01
連載 高級時計を巡る旅
第129回:「グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座」がオープン
-
UP DATE: 2024. 03. 29
連載 高級時計を巡る旅
第128回:チタニウムケースを極めたウブロのトゥールビヨンウォッチ
-
UP DATE: 2024. 03. 29
連載 高級時計を巡る旅
第127回:ミニッツリピーターを旬なカラーで提案するブルガリの“YOSHIDA限定モデル”
-
UP DATE: 2024. 02. 29
連載 高級時計を巡る旅
第126回:パルミジャーニ・フルリエによるスポーツウォッチの新提案
-
UP DATE: 2024. 02. 28
連載 高級時計を巡る旅
第125回:腕元に華やぎを添える「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT YOSHIDA先行販売モデル」
-
UP DATE: 2024. 02. 27
連載 パテック フィリップへの誘い
第59回:グランド・コンプリケーションの真髄が宿る注目作7選