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Column UP DATE: 2019. 01. 31

連載 高級時計を巡る旅

第3回:世界にふたつとないオーデマ ピゲのサロンが開設

#オーデマ ピゲ #永久カレンダー #クロノグラフ #ミニッツリピーター #ロイヤル オーク #ジャパンブティック限定 #トゥールビヨン #ミレネリー #ジュール オーデマ

 昨年の開設以来、東京渋谷区・幡ヶ谷の「YOSHIDA 東京本店」本館1階にある「オーデマ ピゲ サロン」は、
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)のオーナーのみならず、多くの人々の関心を集めている。
 YOSHIDA(ヨシダ)が新たにプロデュースしたサロンにはどのような魅力が潜んでいるのだろうか?

Photo: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Art Direction: Takaaki Yagi(FORM::PROCESS) / Text: Masaharu Nabata / Edit: Tsuneyuki Tokano
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

東京本店の
“新たな顔”となる、
オーデマ ピゲのサロン

 「YOSHIDA 東京本店」本館1階に新たに設置された「オーデマ ピゲ サロン」のユニークな特徴は、サロンの入り口近くにあるオーデマ ピゲ専用のコーナーと別個に設定されている点にある。

 そのため、オーデマ ピゲの購入を考えている顧客は、まずはコーナーで希望するモデルを伝えて品定めし、それを別室のサロンに持ち込んで、じっくりと吟味することができる。

「YOSHIDA 東京本店」1階にあるオーデマ ピゲの専用のコーナー。
希少性が高いことで知られているオーデマ ピゲのコレクションが見応えのあるラインナップで常に並んでいる。

 “複雑時計の揺り籠”と呼ばれるように、古くから複雑時計の開発と製造に注力してきたスイスのヴァレー・ド・ジュウ(ジュウ渓谷)。この地において、中心的な存在として君臨し続けるのがオーデマ ピゲである。

 このサロンは、「オーデマ ピゲ ブティック」と同様、オーデマ ピゲが創業した1875年以降、連綿と本社を構えるジュウ渓谷から取り寄せた天然素材(石や木材など)を駆使した建材が使われ、そこに専用設計の什器を並べることで、心和む快適な空間を演出している。

 では一体、スイスのオーデマ ピゲ本社とYOSHIDAとが、このような関係性を築くに至ったのは、どんな理由からなのだろうか?

 その答えは、両社ともに豊かな伝統と革新性を融合させ、独立精神に基づく「ファミリービジネス」という共通項にある。つまり、オーデマ ピゲ・ファミリーとYOSHIDAファミリーとの強い絆があったからこそ誕生したのだといえる。

温かみがあるウッドの質感を活かした「オーデマ ピゲ サロン」の内装。
過剰な装飾を排したシンプルな空間ゆえ、じっくりと時計を吟味することができる。

世界でも例を見ないほどの
圧倒的な品揃え

 快適な空間演出もさることながら、このサロンの魅力を何よりも特徴づけているのが、“世界有数”といっても過言ではない圧倒的なストックにある。ベーシックなモデルはもちろんのこと、オーデマ ピゲの伝統を継承するハイコンプリケーション・モデルが例を見ないほどの品数を揃えている。

 それに加えて、さらにサロンの価値を高めているのが、全世界でもここだけでしか入手することのできない“YOSHIDAスペシャル”と呼ばれる限定モデルの存在にほかならない。

 通常、オーデマ ピゲの限定モデルは、国別に作られるものだという。ところがこのサロンは両社の強い信頼関係から、オーデマ ピゲ正規販売店としてのスペシャルモデルの展開が実現している。

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリ 26591PT.OO.D002CR.01

ロイヤル オーク ミニッツリピーター
スーパーソヌリ

「ロイヤル オーク」のケースに、圧倒的な音量と最高峰の音色を備えるミニッツリピーター機構を搭載したレアモデル。陰影に富むグランド タペストリー・ダイアルにスモールセコンド付きというシンプルさが好ましい。

■26591PT.OO.D002CR.01 ■42mm ■プラチナケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■20m防水 ■ジャパンブティック限定

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー 26597PT.OO.1220PT.01

ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー

重厚感溢れるプラチナ製ケースにオーデマ ピゲの自社開発・製造による永久カレンダー・ムーブメント「Cal.5134」を搭載したモデル。ケース厚はわずか9.5mm。ダイアルはグランド タペストリーをベースに、ブラックとロジウム・カラーのツートーンのインダイアルを配置し、表情豊かに仕上げられている。

■26597PT.OO.1220PT.01 ■41mm ■プラチナケース&ブレスレット ■自動巻き ■20m防水 ■ジャパンブティック限定

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー 26597PT.OO.1220PT.01

 ちなみにオーデマ ピゲの“YOSHIDAスペシャル”が誕生したのは5年ほど前のこと。当時は「ジュール オーデマ」などトラディショナルなモデルが中心だったという。

 やがて、世界的にも人気の高い「ロイヤル オーク」をベースとして、ブラック・ダイアルのトゥールビヨン・モデルを製作。さらにプラチナ製ケースにバゲットカットのダイヤモンドをセッティングした、極めて希少なトゥールビヨンなども製作された。こうしてYOSHIDAスペシャルは、通常のカタログにはないモデルを、毎年5種類ほど製作し、発表してきた。

 このように世界的に見ても、極めて希少な“YOSHIDAスペシャル”が、これまで主に用いてきたケース素材はプラチナであったが、これから重厚なプラチナに代えて、チタンやセラミックなどを用いることで、軽さを追求していくのだという。

 おそらく今後も、世界中の時計愛好家の間で、東京の「オーデマ ピゲ サロン」の価値と名声が、さらに高まっていくことだろう。

Recommend Item

ラグジュアリーを極めた
ハイコンプリケーションが充実

 幅広いコレクションが並ぶ、「オーデマ ピゲ サロン」の主役。それは、オーデマピゲが最も得意とする、ハイコンプリケーションのラインナップに尽きるだろう。スイス時計製造の伝統を受け継ぐ、贅を極めた時計の数々は、ラグジュアリーウォッチの「いま」を体現している。

audemarspiguet オーデマ ピゲ ジュール オーデマ ミニッツリピータ トゥールビヨン クロノグラフ 26345OR.OO.D099CR.01

ジュール オーデマ ミニッツリピータ
トゥールビヨン クロノグラフ

コンプリケーションのパイオニアであるオーデマ ピゲの行持が感じられる、「ジュール オーデマ」の最高峰にあたる1本。

■26345OR.OO.D099CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■非防水 ■ジャパンブティック限定

audemarspiguet オーデマ ピゲ RG ミレネリー クァドリエナルカレンダー 26600OR.OO.D002CR.01

RG ミレネリー クァドリエナルカレンダー

オーバルシェイプのケースやオフセンターのレイアウトが特徴の「ミレネリー」。美しい素材の組み合わせも見逃せない。

■26149OR.OO.D803CR.01 ■47mm ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■20m防水

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン 26520BC.GG.1224BC.01

ロイヤル オーク トゥールビヨン
エクストラ シン

特殊な錬金加工のホワイトゴールド製ケース&ブレスレットと複雑機構の花形であるトゥールビヨンの競演は贅の極みにほかならない。

■26520BC.GG.1224BC.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット ■手巻き ■50m防水 ■ジャパンブティック限定

audemarspiguet オーデマ ピゲ ジュール オーデマ ミニッツリピーター スーパーソヌリ 226590PT.OO.D002CR.01

ジュール オーデマ ミニッツリピーター
スーパーソヌリ

画期的な「スーパーソヌリ」を搭載したクラシックなデザイン。ローマ数字を配した美しいエナメルダイヤルにも注目したい。

■26590PT.OO.D002CR.01 ■43mm ■プラチナケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■20m防水 ■ジャパンブティック限定

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取り扱い店舗

YOSHIDA 東京本店 〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30 
定休日 年中無休(年末年始を除く) Tel. 03-3377-5401 Tel.03-3377-5401

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