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Column UP DATE: 2019. 06. 21

連載 高級時計を巡る旅

第13回:YOSHIDAから発信する
オーデマ ピゲの腕時計

#オーデマ ピゲ #クロノグラフ #ミニッツリピーター #ロイヤル オーク #ロイヤル オーク オフショア #ジャパンブティック限定 #トゥールビヨン

 発表されるや否やまたたく間に世界中の富裕層や時計愛好家を魅了した
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)の2019年最新コレクション。
中でも異彩を放つのが、時計店YOSHIDA(ヨシダ)が発信する“YOSHIDAスペシャル”と呼ばれる限定モデルだ。
その魅力を最新モデルとともに紹介する。

Photo: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Art Direction: Takaaki Yagi(FORM::PROCESS) / Text: Tetsuo Shinoda / Tsuneyuki Tokano
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

世界から注目される
オーデマ ピゲの
限定モデルとは?

 ラグジュアリーウォッチの世界では、“時計こそが主役”である。特に老舗ブランドの場合は、アーカイブを紐解きながら歴史を継承しつつ、時代の要求に合わせてブラッシュアップをしていく。この大きな流れから逸脱することは、許されないのだ。

 しかしその一方で、高級時計には嗜好品としての価値も求められる。これが難しい。というのも時計の好みというのは文化とも関係があるからだ。例えば角形ケースは、美への探求心が強いフランスや日本で評価されやすく、保守的な中国ではシンプルなラウンドウォッチが好み。イタリアではファッショナブルなヴィンテージスタイルが求められるなど、好みは千差万別なのだ。それゆえ、各国の市場に合わせた限定モデルを作る例は少なくはない。

 ここで紹介するのは、時計店YOSHIDAのためだけに製作される、極めて異例で、極めて希少なオーデマ ピゲの別注時計なのである。

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン クロノグラフ 26407CE.OO.A030CA.01

ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン クロノグラフ トゥールビヨン×クロノグラフという複雑な機構にスケルトン仕上げを加えたハイエンドウォッチ。
このモデルをセラミックケースで仕上げたのがこちらのYOSHIDAスペシャル。精悍さが引き立っている。

■26407CE.OO.A030CA.01 ■44mm ■セラミックケース ■ラバーストラップ ■手巻き
■100m防水 ■YOSHIDAスペシャル

  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン クロノグラフ 26407CE.OO.A030CA.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン クロノグラフ 26407CE.OO.A030CA.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア トゥールビヨン クロノグラフ 26407CE.OO.A030CA.01

 オーデマ ピゲはスイス屈指の名門であることに異論はあるまい。自分たちの製品に絶対の自信を持っており、世界中にファンを持つブランドなのだが、YOSHIDAとの深い深い関係を築いており、なんと限定モデルを製作している。このような希少な企画が実現したのはなぜか? それはYOSHIDAが、世界的にも稀な時計店であるからだ。

 世界規模で見てもYOSHIDAにおけるオーデマ ピゲの販売実績は抜きん出ている。しかもハイコンプリケーションのような高額モデルがとてもよく売れるという。ブランド側にとっても、こういった“ラグジュアリーを知り尽くした時計店”の存在はとても心強い。だからオーデマ ピゲのCEOフランソワ-アンリ・ベナミアス氏は必ずYOSHIDAを訪問し、ハイエンドなユーザーがどういう時計を求めているのか意見を求め、次なる商品開発のヒントを探すのだ。

 このような何年にもわたる両社の交流の中から生まれたのが、YOSHIDAスペシャルなのである。

絶対的な満足感が得られる、
YOSHIDAスペシャルの
こだわり

 では実際には、YOSHIDAスペシャルには、どのようなモデルが存在するのだろうか?

 まず筆頭に挙げたいのは、「ロイヤル オーク スーパーソヌリ」だ。オーデマ ピゲの過去のミニッツリピーターの音を解析し、澄んだ美しい音を大きく響かせる「スーパーソヌリ」機構は、まずは2016年に「ロイヤル オーク コンセプト スーパーソヌリ」として誕生し、2017年には端正なラウンドケースを使った「ジュール オーデマ スーパーソヌリ」が、そして今年の最新コレクションである「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」にも、この機構が搭載されている。

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリ 26591TI.OO.1252TI.01

ロイヤルオーク ミニッツリピーター スーパーソヌリ

澄んだ音色を楽しむ特別なミニッツリピーターウォッチ。ロイヤル オークに搭載されるのがYOSHIDAスペシャルであり、今年はチタンケース&ブレスレットを採用。ダイヤル色に合わせたブルーストラップも付属する。

■26591TI.OO.1252TI.01 ■42mm ■チタニウムケース&ブレスレット ■手巻き ■20m防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定20本

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリ 26591TI.OO.1252TI.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリ 26591TI.OO.1252TI.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク ミニッツリピーター スーパーソヌリ 26591TI.OO.1252TI.01

サイドのレバーがミニッツリピーター機構であることの証明となる。反響板に直接ゴングを取り付け、
さらにその上から中空構造のケースバックを取り付けることで、澄んだ音色を大きく音を響かせることができる。

 熱心な時計愛好家であれば、このロマンティックな機構を通常の「ロイヤル オーク」で楽しみたいと思っても不思議ではないだろう。そういった愛好家のわがままな気持ちに寄り添い、不可能を可能にしてしまったのが、「ロイヤル オーク スーパーソヌリ」なのだ。すでにその存在は世界的にも有名になっており、スイスの本店ブティックからも欲しいという発注があるとか。世界中の時計愛好家が注目する…。それがYOSHIDAスペシャルなのだ。

 次に紹介するのが、「ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン」。ケースの厚みが9mmしかないというエレガントなハイコンプリケーションは、ダイヤルにサンバースト仕上げの“エヴォルティブ”パターンを施している。そもそもこのモデルはステンレススティールケースが主流なのだが、YOSHIDAスペシャルではチタンケースを採用している。これも時計愛好家の好みを知り尽くしたYOSHIDAならではのアプローチだ。時計は薄くてエレガントだが、しかもチタンケースなら軽くて着用感に優れるので、毎日でも使いたくなるだろう。

 普遍的なデザインと薄型ケースという抜群のルックスをもつハイコンプリケーションを、日常的に楽しむという贅沢さは、高級時計に慣れ親しんだ上級者だからこそ到達できる喜びだ。そして、その喜びを享受するにはYOSHIDAスペシャルを選ぶしかないのだ。

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン 26522TI.OO.1220TI.01

ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン

ケースの厚みが9mmしかないという、超薄型のトゥールビヨンモデル。しかもケースやブレスレットにはチタンを使用しているので、軽やかに楽しめる。

■26522TI.OO.1220TI.01 ■41mm ■チタニウムケース&ブレスレット ■手巻き ■50m防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定30本

  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン 26522TI.OO.1220TI.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク トゥールビヨン エクストラ シン 26522TI.OO.1220TI.01

放射状に広がるダイヤルパターンは、ブルーのグラデーションで仕上げることで洗練さが増す。
チタンケース特有のグレーがかった色合いも個性に。もちろん斜面はポリッシュ仕上げ。
搭載するムーブメントは、自社製のCal.2924。薄型設計だが連続駆動時間は70時間で、裏側にパワーリザーブ表示を備える。

 こういった時計愛好家の遊び心を刺激するのも、YOSHIDAスペシャルが得意とするところだ。「フロステッドゴールド」というテクニックは、レディス用ロイヤル オークの誕生40周年となる2017年に誕生した加工技法で、ケースやベゼル、ブレスレットの表面にハンマー仕上げを施すことで、複雑な光を放つ。まずはレディスウォッチに取り入れたが、そのユニークなルックスとアクセサリー効果の高さから男性の時計愛好家からも注目されていた。そこで今年はメンズウォッチでもこの加工技法を取り入れはじめたのだが、審美眼に長けたYOSHIDAは、さらに一歩先を行く。

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク フロステッドゴールド クロノグラフ 26331BC.GG.1224BC.02

ロイヤル オーク フロステッドゴールド クロノグラフ

ケースやベゼル、ブレスレットの表面に施した無数の凹凸によって光を乱反射させ、優雅な煌めきを作る。ブルーダイヤルが特注品の証である。

■26331BC.GG.1224BC.02 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定70本

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク フロステッドゴールド クロノグラフ 26331BC.GG.1224BC.02
audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク フロステッドゴールド クロノグラフ 26331BC.GG.1224BC.02 ケースやべゼルの表面に微細な凹凸を作ることで光を乱反射させる、華やかなラグジュアリーウォッチ。洗練さとアクセサリー効果の両方を味わえる時計だ。

 「ロイヤル オーク フロステッドゴールド クロノグラフ」のYOSHIDAスペシャルは、ブルーダイヤルを採用することで(通常モデルはパープル)洗練された雰囲気に仕上げつつ、きらきらと輝くベゼルやケースなどで華やかさ楽しめるようにしている。アクセサリー感覚で楽しむラグジュアリーウォッチを探すなら、これ以上の選択肢はないだろう。

 ラグジュアリーウォッチの世界は常に進化しており、刺激的な新作が次々と誕生している。しかしその一方で、ユーザーの審美眼もどんどん肥えている。だからこそ「こうなったらいいな」という純粋なファン目線をすくい上げ、具現化させるYOSHIDAスペシャルの存在が嬉しい。

 数多くの時計を取り扱う世界屈指の時計店YOSHIDAには、本当の意味で“ここにしかない時計”がある。それは時計界の奇跡といってもいいだろう。

Recommend Item

オーデマ ピゲによる実用性を
兼備した複雑機構の新境地

「ラグジュアリースポーツ」という言葉をこの上なく体現するYOSHIDAスペシャル。コンプリケーションの可能性をさらに広げる、究極のラグジュアリーウォッチがここにある。

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク・パーペチュアルカレンダー 26607BC.OO.1220BC.02

ロイヤル オーク パーペチュアルカレンダー

世界で初めて閏年表示のついたパーペチュアルカレンダーを作ったのがオーデマ ピゲ。その伝統を取り入れたロイヤル オークをグレーダイヤル&ホワイトゴールドケース&ブレスレットで製作。伝統を優雅に楽しめる。

■26607BC.OO.1220BC.02 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き ■20m防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定20本

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ 26417BC.OO.A002CR.01

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ

外装の細部にいたるまでこだわり貫いた1本。ボリューム感のあるデザインをシックに仕上げている理由は、ホワイトゴールドのベゼル&ケースの効果にほかならない。

■26417BC.OO.A002CR.01 ■44mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■100m防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定50本

audemarspiguet オーデマ ピゲ ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ 26417CN.OO.A002CR.01

ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ

44mmケースのマッシブなクロノグラフをベースに、ダイヤル色で個性を加えたYOSHIDAスペシャル。ミニッツカウンターと積算計針をライトブルーでまとめることで、モノトーンの世界に色気を加える。

■26417CN.OO.A002CR.01 ■44mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■100m防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定50本

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YOSHIDA 東京本店 〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30 
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