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Column UP DATE: 2019. 09. 25

連載 高級時計を巡る旅

第19回:ロジェ・デュブイ「アストラルスケルトン」の秘密に迫る

#ロジェ・デュブイ

第19回:ロジェ・デュブイ「アストラルスケルトン」の秘密に迫る 第19回:ロジェ・デュブイ「アストラルスケルトン」の秘密に迫る

老舗時計メーカーさえもが認める、ROGER DUBUIS(ロジェ・デュブイ)の卓越した時計製造技術。
その象徴のひとつである自社製造ムーブメント「アストラルスケルトン」。
時計店YOSHIDA(ヨシダ)のみで展開する別注モデル“YOSHIDAスペシャル”の紹介を交え、その魅力に迫る。

Photos: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Art Direction: Takaaki Yagi (FORM::PROCESS) / Text: Shinoda Tetsuo / Edit: Tsuneyuki Tokano
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。

独自路線をひた走る
自社製造ムーブメント
「アストラルスケルトン」の
構造美とは?

 マニュファクチュールであるロジェ・デュブイは、デザイン性を強く意識した自社ムーブメントの開発を進めている。その究極形が「アストラルスケルトン」と命名した星型構造のムーブメントであり、他にはない個性を放っている。

ジュネーブ郊外メイランにある、ロジェ・デュブイのマニュファクチュール。

 自社ムーブメントを開発するメリットは多い。優れたベースムーブメントがあればモジュール形式によって様々な機構へと発展できるし、シリコン製パーツなどを取り入れることで機能性を高めることもできる。さらには、針位置まで決定できるためデザインでもこだわりを強めることができるだろう。

 1995年に創業したロジェ・デュブイは、卓越した技術力を武器にして一気にメジャーブランドへと突き進んだ。ロジェ・デュブイの面白いところは、その技術力を前面に押し出した点。技術を可視化することで、時計のデザイン性を格段に高めているのだ。そのひとつが、「アストラルスケルトン」と命名したムーブメントである。

Cal.RD820SQ Cal.RD820SQは、星型ブリッジなどにブラックDLC処理をして精悍な世界を作る。
マイクロローターも星型に加工しており、細部まで世界観を統一している。

 そもそもスケルトンムーブメントというのは、ブリッジや地板を肉抜き加工を施して内部構造を見せる古典技法である。しかしロジェ・デュブイでは、デザインと技術を両立させる形でスケルトンムーブメントを開発してきた。まずは2005年に同社初のスケルトンムーブメントを発表し、2008年には女性用のスケルトンモデルを、そして2009年にはスケルトンムーブメントにダブルフライングトゥールビヨンを組み込むという離れ業を実現させた。

 2015年に完成した「アストラルスケルトン」は、アストラル=星形のスケルトンムーブメントということ。ブリッジが星形になっているだけでなく、その角でアワーマーカーを指し示すことで、均整のとれたデザインを作っている。

Cal.RD820SQの展開図。 Cal.RD820SQの展開図。すべてのパーツが見えるため、ムーブメント構造が良く分かる。
パーツ点数は167。これだけ極限までそぎ落とした設計だが、パワーリザーブは60時間と実用性も優れる。

 「アストラルスケルトン」のインスピレーションは、宇宙にあった。そもそも時間という概念は、太陽の動きから生まれた。つまり時計というのは、宇宙の法則を機械化したモノといえる。となれば、時計の表現方法として星型のスケルトンムーブメントを設計することに違和感はない。しかも機械式ムーブメントの構成要素を極限までそぎ落としつつも、時計としての性能を一切損なうことはない。

 該当するムーブメントには、星型のマイクロローターを持つ二針ムーブメントCal.RD820SQ、トゥールビヨンムーブメントCal.RD505SQ、9時位置パワーリザーブインジケーターを備えたダブルトゥールビヨンムーブメントCal.RD105SQがあるが、どれもが複雑で美しい構造でありながら時計としての機能性も失ってはいない。

  • RDDBEX0801 エクスカリバー スパイダー フライングトゥールビヨン スケルトン
  • RDDBEX0801 エクスカリバー スパイダー フライングトゥールビヨン スケルトン
  • RDDBEX0801 エクスカリバー スパイダー フライングトゥールビヨン スケルトン

エクスカリバー スパイダー
フライングトゥールビヨン スケルトン

モノクロームを基調にしたスタイリングゆえ、
スケルトンムーブメントCal.RD505SQの迫力が一段と際立つYOSHIDAスペシャル。

■RDDBEX0801 ■45mm ■カーボンケース ■ラバー×ラバーテックストラップ
■手巻き ■5気圧防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定28本 ■¥20,412,000(税込) 
※価格は2019年9月現在のものです

商品詳細はこちら

 さらにはジュネーブの伝統的な時計製造技術を継承していることを証明する「ジュネーブ・シール」も取得しており、前衛的でありながら、正統派の時計でもあるというバランスが面白い。現代のラグジュアリーウォッチは、“美”と“技”を同列に語られるべきである。ロジェ・デュブイは技を駆使して美を探求し、美を求めるために技を磨いている。

RDDBEX0716 エクスカリバー スパイダー ダブルフライングトゥールビヨン スケルトン

エクスカリバー スパイダー
ダブルフライングトゥールビヨン スケルトン

「アストラルスケルトン」の象徴的存在であるダブルトゥールビヨンムーブメントCal.RD105SQの迫力にふさわしい大胆なスタイリングに注目。

■RDDBEX0716 ■45mm ■ブラックDLCチタンケース、シルバーチタンベゼル ■ラバー×カーフストラップ ■手巻き ■5気圧防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定3本 ■¥35,758,800(税込) 
※価格は2019年9月現在のものです

商品詳細はこちら

7118/1 Cal.RD105SQ

高度なフライングトゥールビヨンを二つも搭載する超複雑機構を、さらにはスケルトン仕上げを施した自社製ムーブメントCal.RD105SQ。
部品点数は366個。極限の設計ながら、厚みは7.67mmに抑えている。

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RDDBEX0698 エクスカリバー42 オートマティック スケルトン

エクスカリバー42 オートマティック スケルトン

ゴールド色のアストラルムーブメントCal.RD820SQを搭載。
ピンクゴールドケースのラグジュアリー感とメカニズムの美しさを楽しめる。

■RDDBEX0698 ■42mm ■18Kローズゴールドケース ■ブラックアリゲーターストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■¥9,288,000(税込) ※価格は2019年9月現在のものです

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RDDBEX0630 エクスカリバー42 オートマティック スケルトン

エクスカリバー42 オートマティック スケルトン

Cal.RD820SQを搭載したYOSHIDAスペシャル。ベゼルとストラップをホワイトでまとめており、腕元を華やかに演出する。

■RDDBEX0630 ■42mm ■カーボンケース、セラミックベゼル ■ホワイトラバーストラップ ■自動巻き ■3気圧防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定14本 ■¥8,640,000(税込) ※価格は2019年9月現在のものです

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RDDBEX0713 エクスカリバー45 オートマティック

エクスカリバー45 オートマティック

チタンケースにブラックDLC処理を施し、さらにはダイヤルや針などもブラックでまとめたYOSHIDAスペシャルモデル。

■RDDBEX0713 ■45mm ■ブラックDLCチタンケース ■ブラックラバーストラップ ■自動巻き ■5気圧防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定15本 ■¥2,430,000(税込) ※価格は2019年9月現在のものです

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RDDBEX0631 エクスカリバー45 オートマティック

エクスカリバー45 オートマティック

ブラック×ホワイトの配色バランス加え、差し色の赤が効果的に取り入れられた逸品。

■RDDBEX0631 ■45mm ■ブラックDLCチタンケース ■ホワイトアリゲーターストラップ ■自動巻き ■5気圧防水 ■YOSHIDAスペシャル 限定14本 ■¥2,322,000(税込) ※価格は2019年9月現在のものです

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YOSHIDA 東京本店
住所/東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5 Google Map
電話/03-3377-5401
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休業日/年中無休(1月1日~1月3日を除く)

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