UP DATE: 2019. 09. 27
連載 高級時計を巡る旅
第20回:専門ブティックでオーデマ ピゲを手に入れる愉悦
錚々たるブランドのブティックが立ち並ぶ大阪・心斎橋の御堂筋沿いにある「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」は、
東京・渋谷区幡ヶ谷の時計店YOSHIDA(ヨシダ)とのパートナーシップから誕生した。
オーデマ ピゲのブティックとして世界第二位の売上高を誇る同店の魅力とともに
希少なブティック限定モデルをフォーカスする。
Photos: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Art Direction: Takaaki Yagi(FORM::PROCESS) / Text: Shinoda Tetsuo / Edit: Tsuneyuki Tokano
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
オーデマ ピゲの
ブティック限定モデルを
徹底解剖
丁寧な手仕事から生まれる高級時計は、生産本数が少ないため「欲しい」と願っても、簡単には手に入れることはできない。しかも苦労して手に入れた時計は、定期的にメンテナンスを行いながら、長く付き合っていく。となれば自分の時計を安心して託すためにも、「どこで購入するか」にもこだわりたい。最高の時計と出合うためには、まずは「時計店という入り口」から意識するべきなのだ。
スイス屈指の技法派であり、人気の高いAUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)を手に入れるなら、大阪の目抜き通り、御堂筋にある「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」をお勧めしたい。なぜなら、ここは世界最大級のフロア面積を誇る“オーデマ ピゲの聖地”であり、ここでしか手に入れることができない、特別な時計たちに出合うことできるからだ。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
新型のクロノグラフムーブメントを搭載した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」。造形美と時計技術を同時に楽しめるモデルは、ブティックのみの限定発売である。
■26393BC.OO.A002CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■ブティック限定モデル
「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」の最大の魅力は、話題の新コレクションをいち早く手にすることができることだろう。例えば2019年の時計界の主役である「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、まずはブティック限定モデルとしてスタートしている。
時計デザインの根幹をなすラウンド型とオーデマ ピゲのアイコンである8角形型を組み合わせた立体的なケースは、歴史と伝統、時計技術や洗練された美意識など、オーデマ ピゲの全てを内包している。つまりオーデマ ピゲの哲学をきちんと語るために、空間丸ごとがオーデマ ピゲの世界観で統一されたブティックのみで販売するのだ。
さらにレアモデルが手に入りやすい環境であるというのも、大きなメリットである。現在、ステンレススチールケースの「ロイヤル オーク」は、どれもが世界的人気である品薄状態が続いている。そういった状況であっても、ブティックであれば、ほかの時計店よりは入手しやすい環境にある。
新型のクロノグラフムーブメントを搭載した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ」。造形美と時計技術を同時に楽しめるモデルは、ブティックのみの限定販売である。
ロイヤル オーク オートマティック
2019年SIHHにて、リニューアルした「ロイヤル オーク オートマティック」。こちらのブルー文字盤はオーデマ ピゲのブティックのみで展開する。
■15500ST.OO.1220ST.01 ■41mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水 ■ブティック限定モデル
優雅なラグジュアリーモデルを手にすることができるのも、ブティックのメリットだ。例えば「ロイヤル オーク」の場合、アイコニックなデザインをベースにしつつ、ダイヤモンドをセッティングしたり、ブレスレットまでゴールドでまとめたりする“華やかなラグジュアリーモデル”も製造されている。しかしながらこういったモデルは生産数が少ないこともあって、通常の時計店の店頭に並ぶことはほとんどない。その点、ブティックの場合は幅広いラインナップを取り揃えているので、腕元をリッチに飾るための時計を探すことができるのだ。
ロイヤル オーク クロノグラフ
ケースもブレスレットもピンクゴールドでまとめた華やかなクロノグラフ。
ケース径が38mmしかないため、さり気ないラグジュアリー感を楽しめる。
■26315OR.OO.1256OR.01 ■38mm ■18Kピンクゴールドケース&ブレスレット ■自動巻き
■50m防水 ■ブティック限定モデル
しかし何よりもブティックで時計を購入するメリットとなるのは、最高峰のハイ・コンプリケーションを探している時だろう。数本しか生産しない希少品であるため、入荷すること自体が奇跡だが、ブティックであれば可能性は高い。しかしそれだけがメリットではない。いくつもの複雑機構を搭載し、数百というパーツが寸分の誤差もなく動くという“機械芸術”のハイ・コンプリケーションモデルは、使う際にはある程度の注意が必要となるし、故障を防ぐためのNG操作も存在する。そういった細やかなケアは、これまでに実際にハイ・コンプリケーションモデルを販売してきた実績があるスタッフでなければ難しいだろう。その点ブティックのスタッフは経験が豊富であり、スイス本社での研修を積んでいるため、安心して任せることができるのだ。
ロイヤル オーク オフショア グランド コンプリカシオン
ミニッツリピーター、スプリットセコンドクロノグラフ、永久カレンダーを搭載するハイ・コンプリケーション。しかもシースルーダイヤルを採用しており、精緻なメカニズムも見える。648個のパーツで構成された究極の機械工芸をタフで美しいセラミックケースに収めることでモダンさを引き出した超レアピースだ。
■26582CE.OO.A002CA.01 ■44mm ■ブラックセラミックケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■20m防水 ■世界限定3本 ■価格はお問い合わせください
ロイヤル オーク オフショア グランド コンプリカシオン
こちらはホワイトセラミックケース。ラグジュアリーを極めたスペシャルピースの真価は、超複雑機構をさりげなく普段使いできることにある。あらゆる点において究極の満足感が手に入るステータスシンボルと呼ぶにふさわしい1本。
■26582CB.OO.A010CA.01 ■44mm ■ホワイトセラミックケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■20m防水 ■世界限定3本 ■価格はお問い合わせください
綿密なクオリティコントロールを経て出荷される高級時計は、お店によって製品にばらつきがあることはないので、基本的には“どこで買っても同じ”ではある。しかし「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」であれば、豊富な経験と知識を持ったスタッフが、オーデマ ピゲの時計作りの情熱や哲学を伝えてくれるので、時計への愛着をさらに深めることになる。しかも、希少性の高い時計を手に入れるチャンスも高い。さらには購入後の安心感も格段に高い。となれば、「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」に行かない理由はない。最愛の時計との出合いを確実なものにしてくれる場所である。
CODE 11.59
バイ オーデマ ピゲから
注目の4本をピックアップ
オーデマ ピゲの26年ぶり新コレクション「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。「オーデマ ピゲ ブティック 大阪」ではシンプルな3針のモデルから最上級のコンプリケーションまでフルラインナップが並ぶ。自分らしい1本をぜひ手に入れたい。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
ミニッツリピーター スーパーソヌリ
澄み切った美しい音色を、大きな音で奏でるミニッツリピーターウォッチ。しかも防水性能の確保しており、日常的に楽しめる。ダイヤル素材はブルーエナメルで、グラデーションも美しい。
■26395BC.OO.D321CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■20m防水 ■ブティック限定モデル
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
トゥールビヨン オープンワーク
時計技術の粋を美的感覚で表現したモダンスケルトンウォッチ。6時位置にはトゥールビヨンが収まり、優雅に時を刻む様子を堪能できる。
■26600OR.OO.D002CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■30m防水 ■ブティック限定モデル ■価格はお問い合わせください
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
オートマティック
ホワイトゴールド製の三針モデル。艶やかなブルーラッカーのダイヤルのため、トレンド感と高級感の両方を堪能できる。
■15210BC.OO.A321CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■ブティック限定モデル
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
フライング トゥールビヨン
ホワイトゴールドケースにスモークブルーのグラン・フー エナメルダイヤルを組み合わせた。テンワもモノトーンにしており、全体的にクールな仕上がり。
■26396BC.OO.D321CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■ブティック限定モデル
Store Info
取り扱い店舗
YOSHIDA 東京本店
〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 03-3377-5401
Tel.03-3377-5401
オーデマ ピゲ ブティック 大阪
〒542-0085
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2丁目6番9号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 06-6214-5401
Tel.06-6214-5401
Back Number
バックナンバー
-
UP DATE: 2024. 09. 06 NEW
連載 高級時計を巡る旅
第140回:実用美を極めたパテック フィリップの複雑時計とレディス・コレクション
-
UP DATE: 2024. 08. 22
連載 高級時計を巡る旅
第139回:世界最高峰と称される、パテック フィリップのグランド・コンプリケーション
-
UP DATE: 2024. 08. 09
連載 高級時計を巡る旅
第138回:スポーティエレガンスを体現する、
パルミジャーニ・フルリエの2024年最新作「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」 -
UP DATE: 2024. 07. 19
連載 高級時計を巡る旅
第137回:オーデマ ピゲの2024年最新作、「ロイヤル オーク」のハイジュエリーウォッチとは?
-
UP DATE: 2024. 07. 04
連載 高級時計を巡る旅
第136回:複雑機構と独自のデザインで魅せる、ウブロの最新作
-
UP DATE: 2024. 07. 03
連載 高級時計を巡る旅
第135回:2024年の注目時計、ゼニス最新作に迫る
-
UP DATE: 2024. 06. 20
連載 高級時計を巡る旅
第134回:パテック フィリップ2024年最新作、話題の6モデル
-
UP DATE: 2024. 05. 31
連載 高級時計を巡る旅
第133回:新たな装いを手にした
ウブロのクラシック・フュージョン! -
UP DATE: 2024. 05. 30
連載 高級時計を巡る旅
第132回:2024年春、時計界の頂点に君臨するパテック フィリップが発表した5つの新作
-
UP DATE: 2024. 05. 29
連載 パテック フィリップへの誘い
第60回:4つのテーマから読み解く注目モデル8選!
-
UP DATE: 2024. 05. 14
連載 高級時計を巡る旅
第131回:ブルガリとYOSHIDAの力作、限定チャイミングウォッチ
-
UP DATE: 2024. 04. 29
連載 高級時計を巡る旅
第130回:新商業施設「ハラカド」の新ランドマーク 「ゼニス ブティック表参道」がオープン!
-
UP DATE: 2024. 04. 01
連載 高級時計を巡る旅
第129回:「グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座」がオープン
-
UP DATE: 2024. 03. 29
連載 高級時計を巡る旅
第128回:チタニウムケースを極めたウブロのトゥールビヨンウォッチ
-
UP DATE: 2024. 03. 29
連載 高級時計を巡る旅
第127回:ミニッツリピーターを旬なカラーで提案するブルガリの“YOSHIDA限定モデル”
-
UP DATE: 2024. 02. 29
連載 高級時計を巡る旅
第126回:パルミジャーニ・フルリエによるスポーツウォッチの新提案
-
UP DATE: 2024. 02. 28
連載 高級時計を巡る旅
第125回:腕元に華やぎを添える「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT YOSHIDA先行販売モデル」
-
UP DATE: 2024. 02. 27
連載 パテック フィリップへの誘い
第59回:グランド・コンプリケーションの真髄が宿る注目作7選