UP DATE: 2019. 10. 31
特集 自分らしい輝きが手に入る
ショパールのウォッチ&ジュエリー
#ショパール #レディス #アルパイン イーグル #ハッピーダイヤモンド #ハッピースポーツ #L.U.C #ミッレ ミリア #ルール・ドゥ・ディアマン


いまや時計やジュエリーのニーズも多様化する時代。
この特集では、スイス高級時計界の名門Chopard(ショパール)の歴史を紐解きながら、
YOSHIDA(ヨシダ)が注目するアイテムを紹介します。
自分らしい輝きを与えてくれる逸品との出合いは、私たちにこの上ない喜びをもたらしてくれることでしょう。
時計とジュエリーの
幸運なマリアージュ
数あるスイス高級時計ブランドの中で、ショパールの独自性のひとつとして挙がるのが、“時計とジュエリーの2本柱で展開する商品構成”です。そのルーツをブランドの歴史から紐解きます。
ショパールの創業者ルイ-ユリス・ショパールは、弱冠24歳で時計職人としての頭角を現し、1860年にスイス・ジュラ地方のソンヴィリエに自身の時計工房を構え、ブランドを創業しました。彼が手掛ける斬新かつ芸術的なデザインの時計は評判を呼び、ロシア皇帝ニコライ2世をはじめとする著名な顧客を獲得。またたく間にその名が世界に知れ渡りました。
その後、国際市場へ進出するきっかけとなったのは、スイス連邦射撃祭とスイス鉄道の公式サプライヤーに選ばれたことでした。これはすなわち、ショパールの時計が持つ高い信頼性や品質が証明されたことを意味します。

時は移り、2代目のポール-ルイ・ショパールは、1915年に経営を引き継ぐと同時に、ラ・ショー・ド・フォンに支店を開設。数年後にはスイスの経済の中心地であるジュネーブに本社を移転しました。1943年には、3代目のポール-アンドレ・ショパールが会社を引き継いだものの、従業員はたったの5人しかいない厳しい経営状況に直面していました。そこで1960年代に入ると、ポール-アンドレ・ショパールは息子たちが会社を引き継ぐ意志がないことを悟り、会社を売却することを検討しはじめたのです。
時を同じくして、ドイツ・フォルツハイムでは、カール・ショイフレ3世が所有してきた時計・宝飾品を扱うエスツェハ社が新たな展望を視野に、スイスの時計専用ムーブメントのサプライヤーを買収することを決心。1963年、新聞に広告を掲載し、ジュネーブへと足を運びます。
ここで運命は大きく動き出します。旅の最終日、カール・ショイフレ3世は、ポール-アンドレ・ショパールと対面。会った瞬間からうまくいく予感が働いたというは、わずか30分で契約を成立させました。その結果、スイスの時計業界としては極めて稀な、時計とジュエリーの製造に特化したブランドが誕生したのです。スイス時計業界の製造業者とフォルツハイムの金細工職人の幸福な交わりは、ショパールの製品に特別な魅力を与え、トップブランドとしての成功へと導きます。
以来、2019年現在に至るまで、ショパールは家族経営を継続しています。1980年代からはカール夫妻の子供であるキャロライン・ショイフレとカール-フリードリッヒ・ショイフレが経営に参加。今ではそれぞれが独立した職務を持ちながら共同社長を務めています。

ショパールを大きな成功へと導いたカール・ショイフレ3世夫妻。
共同でショパール社の社長を務めるキャロライン・ショイフレ(左)とカール-フリードリッヒ・ショイフレ(右)
ダイヤモンドに彩られた
レディスウォッチの輝き
ハイジュエリーからレザーグッズまで取り扱うショパールのラインナップにおいて、ブランドを象徴するアイテムが、時計&ジュエリー製造の極みとも言うべきレディスウォッチです。その中から2つの人気コレクション、「ハッピーダイヤモンド」と「パッピースポーツ」の魅力について触れていきます。
CASE.1時計界に革命をもたらした
「ハッピーダイヤモンド」
2枚のサファイアクリスタルの間でムービングダイヤモンドが揺れ動く、唯一無二のデザインを持つ「ハッピーダイヤモンド」。1976年の登場以来、ショパールのアイコンとして輝き続け、多くの女性の心を虜にしています。豊富なバリエーションの中から自分好みの1本を見つける時間もきっと楽しいはず。
ハッピーダイヤモンド ウォッチ
ハッピーダイヤモンド ウォッチ
ハッピーダイヤモンド ウォッチ
CASE.2毎日つけても飽きない定番
「ハッピースポーツ」
1993年に登場した「ハッピースポーツ」は、ステンレススチールとダイヤモンドという、過去にない斬新な組み合わせのスポーティなタイムピースです。ブランドの代表作であると同時に、普段使いに最適なデザインであることから、発表以来その人気は衰えることを知りません。
ショパールの歴史を薫らせる
メンズウォッチ
1860年から脈々と続くショパールの時計製造の歴史。メンズウォッチはその伝統を最も色濃く受け継いでいるカテゴリーだと言っても過言ではありません。現共同社長カール-フリードリッヒ・ショイフレが道を切り拓いた主要コレクション、ハイエンドライン「L.U.C」、スポーツウォッチ「ミッレ ミリア」から注目のモデルを取り上げます。
CASE.1気品あふれる
「L.U.C」コレクション
創業者ルイ-ユリス・ショパールにオマージュを捧げるべく、その頭文字を冠した「L.U.C」は、ショパールが手掛けるウォッチコレクションの最上位を極め、今日多くの支持を集めています。メンズ・レディスともに展開し、自社製ムーブメントを搭載する美しい機械式時計の数々は、マニュファクチュールの誇りと信頼の証である精度とエレガンスを宿しています。
CASE.2伝説のレース
『ミッレ ミリア』から誕生した
スポーツウォッチ
クラシックカーの愛好家たちの間で“世界一美しいレース”と称賛を受ける『ミッレ ミリア』。1927年からはじまり、1957年に一度は幕を閉じたこのレースは、1977年に新たな方式で再開し、今では世界一人気があるクラシックカーレースとして広く知られています。ショパールは、1988年から『ミッレ ミリア』とのパートナーシップを結び、オフィシャルタイムキーパーを務めています。偉大なカーレースからインスパイアされて誕生した「ミッレ ミリア」は、自動車と機械式時計の架け橋となる「クラシック レーシング スピリット」を象徴するコレクションへと成長を遂げています。
ミッレ ミリア 2019 レース エディション
クラシックカーをこよなく愛するカール-フリードリッヒ・ショイフレ
女性の心を虜にする
ジュエリーコレクション
共同社長の一人キャロライン・ショイフレが担当するジュエリーは、時計と並び、ショパールの根幹を支える重要なコレクションです。特別なハイジュエリーはもちろんのこと、日常を彩るジュエリーは、世界中の女性たちを魅了し続けています。さらには、2018年7月以降の全ジュエリー&ウォッチにエシカルゴールドを用いていたりと、サステナビリティに対する姿勢が多くの人々から共感を集めています。これから訪れるホリデーシーズンのギフトにもぴったりでしょう。
CASE.1最も人気の
「ハッピーダイヤモンド」の
ペンダント&ネックレス
アイコニックな「ハッピーダイヤモンド」のデザインはジュエリーでも楽しむことができます。2枚のサファイアクリスタルの間を揺れ動くムービングダイヤモンドの魅力を堪能できるペンダント&ネックレスは、ショパールきっての人気ジュエリーとして知られています。
CASE.2さりげなくつけられる
「ハッピーダイヤモンド」の
リング
「ハッピーダイヤモンド」のコレクションと同様に、ムービングダイヤモンドのきらめきが感じられる「ハッピードリーム」のリングは、ショパールの入門アイテムとしてもうってつけ。シンプルなデザインであるため、幅広いオケージョンで着用できます。
ショパール2019年
最新ウォッチ7選
今回の特集を締めくくるのは、“2019年最新のメンズ&レディスウォッチ”の紹介です。先日発売したばかりの話題作「アルパイン イーグル」を筆頭に、ハイエンドなジュエリーウォッチから複雑機構搭載モデルまで、ショパールの「今」が感じられる選りすぐりの逸品をご堪能ください。
アルパイン イーグル ラージ
カール-フリードリッヒ・ショイフレが1980年に生み出した最初の時計「サンリッツ」を現代的に再解釈した最新作「アルパイン イーグル」。こちらのメンズモデルは全コレクションの中でも最もスタンダードな1本。
■298600-3001 ■41mm ■ルーセント スチール A223ケース&ブレスレット■自動巻き ■100m防水 ■¥1,617,000(税込)
アルパイン イーグル スモール
日付表示以外のデザインはそのままに、小ぶりなケース径の「アルパイン イーグル」。ショパールが提唱する“スポーツシック”を体現する造形美を堪能できるエレガントでラグジュアリーなスポーツウォッチです。
■298601-3001 ■36mm ■ルーセント スチール A223ケース&ブレスレット■自動巻き ■100m防水 ■¥1,265,000(税込)
ルール・ドゥ・ディアマン ウォッチ
ショパールのジュエリー分野における芸術性と伝統の時計製造技術力を融合したコレクション「ルール・ドゥ・ディアマン」。1969年に登場した斬新なジュエリーウォッチへのオマージュによるデザインは、ラグジュアリーでありながら実用性を備えています。
■10A378-1006 ■30mm ■ダイヤ付き18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット(4.14カラット) ■自動巻き ■ 30m防水 ■¥8,690,000(税込)
ハッピースポーツ オーバル ウォッチ
再解釈されたオーバル型は、線の強弱で描かれたエレガントなラインが特長。ダイヤモンドがセットされたホワイトゴールドケースと鮮やかなロイヤルブルー文字盤&ストラップが美しいコントラストを描きます。
■275362-1001 ■31.31☓29mm ■ダイヤ付き18Kホワイトゴールドケース(1.42カラット)■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■¥2,893,000(税込)
ハッピースポーツ オーバル ウォッチ
独特のフォルムと1993年誕生の初代ハッピースポーツに添えられていた“Galet”デザインのブレスレットを採用し、女性らしさをより一層際立たせた新作「ハッピースポーツ オーバル」。
■278602-3004 ■31.31☓29mm ■ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■30m防水 ■¥1,903,000(税込)
L.U.C フライング T ツイン
ブランド初となるフライングトゥールビヨンを搭載した新キャリバー L.U.C 96.24-Lのお披露目を兼ねたニューモデル。ローズゴールドの超薄型のケースによる非の打ちどころのプロポーションは目を見張るものがあります。
■161978-5001 ■40mm ■フェアマインド認証18Kローズゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■限定50本 ■¥14,905,000(税込)
L.U.C XP
現代のジェントルマンに捧げる、秒針も日付表示もない贅沢な2針の超薄型ドレスウォッチ。イギリスのサヴィル・ロウの伝統が刻まれた個性的なスタイリングにも注目です。
■168592-3002 ■40mm ■ステンレススチールケース■メリノウール&アリゲーターライニングストラップ ■自動巻き ■30m防水 ■¥1,111,000(税込)

YOSHIDA 東京本店
住所/東京都渋谷区幡ヶ谷2-13-5 Google Map
電話/03-3377-5401
電話/03-3377-5401
営業時間/10:00~20:00
休業日/年中無休(1月1日~1月3日を除く)
Back Number
バックナンバー
-
UP DATE: 2020. 12. 25 NEW
連載 パテック フィリップへの誘い
第27回:時計製造の真髄が宿るクロノグラフ&チャイムウォッチ
-
UP DATE: 2020. 12. 24
連載 高級時計を巡る旅
第48回:オーデマ ピゲ「ロイヤル オーク
ミニッツリピーター スーパーソヌリ」2020年最新作 -
UP DATE: 2020. 12. 23
連載 高級時計を巡る旅
第47回:ホリデーシーズンをともに過ごす
ウブロの注目モデル -
UP DATE: 2020. 11. 30
連載 パテック フィリップへの誘い
第26回:2020年を飾る注目のレディスウォッチ9選
-
UP DATE: 2020. 11. 26
連載 高級時計を巡る旅
第46回:「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」2020年限定モデル
-
UP DATE: 2020. 11. 25
連載 高級時計を巡る旅
第45回:ウブロ「クラシック・フュージョン
40th アニバーサリー」の気品 -
UP DATE: 2020. 10. 30
連載 パテック フィリップへの誘い
第25回:「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」の系譜
-
UP DATE: 2020. 10. 28
連載 高級時計を巡る旅
第44回:“シックな色使い”で魅せるオーデマ ピゲの腕時計
-
UP DATE: 2020. 10. 27
連載 高級時計を巡る旅
第43回:ウブロ「クラシック・フュージョン」の
アートな新作4モデル -
UP DATE: 2020. 09. 30
連載 パテック フィリップへの誘い
第24回:時計の印象を決定付けるエレガンスな色彩
-
UP DATE: 2020. 09. 28
連載 高級時計を巡る旅
第42回:「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」による
コンビケースの新潮流 -
UP DATE: 2020. 09. 25
特集 ダミアーニ「ベル エポック」の新境地
YOSHIDA100周年の門出を祝う
アニバーサリーモデル -
UP DATE: 2020. 08. 31
連載 パテック フィリップへの誘い
第23回:グランド・コンプリケーション 2020年新作
-
UP DATE: 2020. 08. 28
連載 高級時計を巡る旅
第41回:「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の
新作は“ダイヤル”に注目! -
UP DATE: 2020. 08. 27
連載 高級時計を巡る旅
第40回:ウブロの2大フラッグシップから選ぶ、
今押さえたい注目7モデル -
UP DATE: 2020. 07. 31
連載 パテック フィリップへの誘い
第22回:機知に富む究極のカレンダー機構
-
UP DATE: 2020. 07. 22
連載 高級時計を巡る旅
第39回:オーデマ ピゲのラグジュアリーウォッチ5選
-
UP DATE: 2020. 07. 20
連載 高級時計を巡る旅
第38回:2020夏に手にすべきウブロの新作5モデル