• TOP
  • 連載コラム
  • 高級時計を巡る旅 第41回:「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の新作は“ダイヤル”に注目!

Column UP DATE: 2020. 08. 28

連載 高級時計を巡る旅

第41回:「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の
新作は“ダイヤル”に注目!

#オーデマ ピゲ #CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ #クロノグラフ

 2019年にデビューし、2020年からは「YOSHIDA 東京本店」での販売も始まった
AUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)の「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。
デビューの時点で三針からハイ・コンプリケーションまでを用意するという力の入れようだったが、
2020年の新作は、デザインや機構はそのままに、表現力を磨いてきた。
まずは印象的な「新しいダイヤル」について語っていこう。

Photos: Masahiro Okamura(CROSSOVER) / Art Direction: Takaaki Yagi(FORM::PROCESS) / Text: Yuzo Takeishi / Edit: Tsuneyuki Tokano
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。

トレンド感のある、新しい
グラデーションダイヤル

 高級腕時計はステイタスを表現するアイテムであり、同時に腕元を演出するアクセサリーである。昨今のカラーダイヤルの人気は、もっと腕元で遊んでほしいというメッセージであるのだが、ブルー、グレー、ブラウンとバリエーションが増え、昨年からはグリーンもその隊列に加わると、今度は急激に“見慣れてしまう”という問題が生じる。

 せっかく個性を表現しようと思っても、カラフルな時計が増え過ぎてしまえば意味がないし、目立つことは間違いないだけに「あの時計ね」と値踏みされてしまうのは悔しい。

 しかし新しい「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は一味違った。カラーだけでなく、そこにグラデーションを施しており、他のカラーダイヤルとは違った個性があるのだ。

 時計業界でグラデーションダイヤルが流行したのは、1970年代のことだった。当時はスイス時計冬の時代であり、これまでにない新しいデザイン表現を求めて生まれた手法だった。そういったレトロで個性的な雰囲気を「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、うまく取り入れている。

  • audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック 15210OR.OO.A028CR.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック 15210OR.OO.A028CR.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック 15210OR.OO.A028CR.01
  • audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック 15210OR.OO.A028CR.01

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
オートマティック
ブルー×ゴールドの配色は、華やかなのにエレガントでもある。

■15210OR.OO.A028CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース
■ブルーアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水

ダイヤルの細部まで
美しい仕上げを施す

 「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、ケース構造や風防のフォルム、3D加工によるブランドロゴにオープンワークが施されたラグなどモダンなディテールを持っている時計だが、真正面から見ると薄ベゼルのラウンドケースにアラビア数字×バーのインデックスという、極めてまっとうなエレガントウォッチに見える。そのためちょっとレトロなグラデーションダイヤルが似合うのだ。

 しかもダイヤル自体の仕上げが、とても美しい。元々「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」では、深みのある艶感が特徴のラッカーダイヤルを使用している。今回もラッカー塗料を幾重にも塗って深い光沢感のあるグラデーションを作り上げた。しかもそこにサンバースト模様の仕上げを加えているため、光の効果がさらに高まっている。

audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ 26393OR.OO.A616CR.01

湾曲したサファイヤクリスタルの風防とピンクゴールドのケースがパープルの印象を一段と強めている。

 カラーダイヤルやグラデーションダイヤルは、「ロイヤル オーク」などで使用しているが、この光沢感と光の雰囲気はこれまでにはないスタイル。「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」はケースこそ41mmだが、ベゼルが薄い分ダイヤルが大きくなるので色の効果が強く印象に残るので、別格のオーラを放つのだ。

audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ 26393OR.OO.A616CR.01

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
クロノグラフ
派手にも思えるパープルも、グラデーション加工をすることで深みのある雰囲気になる。

■26393OR.OO.A616CR.01 ■41mm ■18Kピンクゴールドケース
■パープルアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水

腕元を遊ぶ時計としての
確固たる存在感

 昨年から始まった「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」だが、購入者の多くは初めてオーデマ ピゲを購入する人だという。周囲に「ロイヤル オーク」好きが多いため、なんとなくオーデマ ピゲを敬遠していたようなのだ。しかしオーデマ ピゲの歴史を内包し、最新のテクノロジーやムーブメントが搭載され、しかもモダンな雰囲気がある「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」と出合い、購入を決意したそうだ。

 「ロイヤル オーク」はすでに確立した世界観があるが、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」はこれから一緒に成長していくコレクションでもある。そういったフレッシュさも魅力のようだ。そのためか、ユーザーにはファッションやライフスタイルにこだわりがある人が多いという。時計をつけること自体を楽しんでいる。そういった進歩的なセンスを持つ人にとっては、グラデーションダイヤルの存在感や華やかさを、自分流につけこなすというのは相当楽しいだろう。

 「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、ダイヤルカラーひとつとっても、オーデマ ピゲの新しいスタイルを語れるコレクションなのである。

audemarspiguet オーデマ ピゲ CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック 15210BC.OO.A068CR.01

CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
オートマティック
コクのある色合いでラグジュアリー感を演出する。

■15210BC.OO.A068CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールドケース
■バーガンディアリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水

この記事をシェアする

  • Facebook
  • Twitter

Store Info

取り扱い店舗

YOSHIDA 東京本店 〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30 
定休日 年中無休(年末年始を除く) Tel. 03-3377-5401 Tel.03-3377-5401

Back Number

バックナンバー