UP DATE: 2021. 02. 25
連載 高級時計を巡る旅
第52回:オーデマ ピゲで楽しむ新しい
ペア&シェアウォッチ
#オーデマ ピゲ #CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ #クロノグラフ #ロイヤル オーク #ロイヤル オーク コンセプト #ロイヤル オーク オフショア #トゥールビヨン #ミレネリー
刻々と流れていく時間は止まることはない。
そして人間の生涯もまた流れる時のように止まることはなく、やがて終わりを迎える。
人生は有限だからこそ、流れる時を美しく彩りたいと考えるのは自然なことだろう。
特に親しきパートナーと過ごす時間は、特別なものとしたい。
そういう人には、ペアウォッチやシェアウォッチをお勧めしたい。
ペアウォッチは説明不要だろうが、シェアウォッチというのはパートナー間で一つの時計を共有(Share)すること。
どちらも特別な人との時間に、特別な彩りを加えてくれるだろう。
AUDEMARS PIGUET (オーデマ ピゲ)のコレクションはメンズウォッチもレディスウォッチも
充実しているので、パートナーと楽しめる時計を見つけやすいのだ。
この特集では、4つのコレクションの中から注目のアイテムをピックアップした。
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
CASE.1共通したデザインコードを
楽しむ
「CODE 11.59
バイ オーデマ ピゲ」
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、ジェンダーレスウォッチであるが、41mmというケースサイズのためペアウォッチには不向きと思われるかもしれない。確かに一般的な女性の時計は35mm前後になるので、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」に共通する41mmというケースサイズは女性には大きめだ。
しかし実際には、ベゼルが極めて細いのでケースサイズのわりに圧迫感がなく、しかもラグが中空デザインになっているので、どことなく軽やかさがある。
新しいペアウォッチのかたち。
新しいペアウォッチのかたち。
さらにカラーリングも重要な要素だ。端正なグレーダイヤルにグレーストラップを合わせた三針モデルであれば、女性の腕元でも悪目立ちすることはないだろう。それでいて、ミドルケースがピンクゴールドになったコンビスタイルなので華やぎも楽しめる。
女性がグレーダイヤルなら、男性も同系色を選びたい。スモークラッカーダイヤルのクロノグラフであれば、上質な存在感を楽しめるだろう。ちなみにこちらもコンビケース。センスあるカップルに勧めたいペアウォッチだ。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
オートマティック
■15210CR.OO.A009CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールド×18Kピンクゴールドケース
■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ
クロノグラフ
■26393CR.OO.A009CR.01 ■41mm ■18Kホワイトゴールド×18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
CASE.2小径×コンビの
「ロイヤル オーク」は、
男女ともに魅了する
1972年に誕生したデザインコードを丁寧に継承している「ロイヤル オーク」では、デザインはそのままにサイズ展開を増やすことで、男性はもちろんのこと、女性からの人気も高い。これまでは女性向けの小径モデルはクォーツムーブメントを搭載していたが、2020年に誕生した34mmモデルは自動巻き式ムーブメントを搭載。これが意外にも男性の時計愛好家のツボを刺激した。
実はファッションにも精通する時計好きの間では、小径モデルが人気の兆しを見せている。現行の「ロイヤル オーク」のメインとなるサイズは41mmとやや大き目で、しかもベゼルが主張するデザインのためサイズ以上に存在感がある。しかし34mmであれば、「ロイヤル オーク」らしさを堪能しつつも、さらりとつけることができるのだ。
しかもコンビモデルを選べばアクセサリーとしての存在感が高まる。女性ならエレガントに、男性ならハズシの時計として活躍してくれるだろう。
ロイヤル オーク オートマティック
■77350SR.OO.1261SR.01 ■34mm ■18Kピンクゴールド×ステンレススチールケース&ブレスレット ■自動巻き ■50m防水
CASE.3アクティブ派の
カップルには
「ロイヤル オーク
オフショア」を
ゴルフやグランピング、セーリングなどアクティブな趣味をカップルで楽しむのなら、タフでスポーティなペアウォッチを楽しみたい。オーデマ ピゲ随一のアクティブウォッチといえば「ロイヤル オーク オフショア」であろう。このモデルはメンズウォッチが主流だが、37mmモデルであれば女性の腕元にもスマートに収まるだろう。
メンズもレディスも基本的なデザインコードは変わらないが、その個性はアイコニックな8角形ベゼルに現れる。メンズウォッチはとにかくタフさを重視しており、傷つきにくいブラックセラミックにしている一方で、レディスモデルは大粒のブリリアンカットのダイヤモンドを32個(約1.02ct)セッティングしており、スポーティでありつつ華やかさも加える。
アクティブに楽しむ休暇だからといって、カジュアルなスポーツウォッチでは気分が上がらない。休日には休日用のラグジュアリーウォッチを選ぶというのが正しいのだ。
ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
■26470SO.OO.A002CA.01 ■42mm ■ステンレススチールケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■100m防水
ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ
■26231ST.ZZ.D002CA.01 ■37mm ■ステンレススチールケース ■ラバーストラップ ■自動巻き ■50m防水 ■¥5,610,000(税込)
CASE.4ムーブメントを堪能できる
「ミレネリー」
マニュファクチュールであるオーデマ ピゲでは、精密なムーブメントも大きな魅力となる。メンズウォッチであればフルスケルトンウォッチでムーブメントを愛でるという手があるが、実はレディス中心で展開する「ミレネリー」も、ムーブメントを楽しめるコレクションなので、是非とも男性の時計愛好家に注目してもらいたい。
このモデルに搭載するムーブメント、キャリバー5201は、本来なら裏側に配置されている調速脱進機を表側に設計しているだけでなく、時刻表示をオフセンター配置することで、隠れることなく時計の鼓動が見えるようになっている。
ちなみにブレスレットは「ポーランド風」と称されるメッシュブレスレットになっており、エレガントさの中にもカジュアルな雰囲気が加わるので、男性にも使いやすいだろう。
ミレネリー
■77247BC.ZZ.1272BC.01 ■39.5mm ■18Kホワイトゴールドケース&ブレスレット ■手巻き ■20m防水
CASE.5美と技の最高峰ウォッチ
「ロイヤル オーク
コンセプト」
オーデマ ピゲの最高技術を取り入れた近未来的な時計である「ロイヤル オーク コンセプト」は、ロイヤル オーク誕生30周年である2002年からスタート。トゥールビヨンなどの伝統的な複雑機構を、特殊な機構や素材によって進化させるコレクションに、コアな時計愛好家たちが熱狂した。
しかしこういった特別な世界観を持った時計を好むのは、何も男性だけではない。そんな声を受け2018年に女性のための「ロイヤル オーク コンセプト」も登場。このモデルはふんだんにダイヤモンドがあしらわれた豪奢なデザインだったが、2020年に登場した“女性向けのコンセプト”である「ロイヤル オーク コンセプト フロステッドゴールド フライング トゥールビヨン」は、男性ファンをも魅了している。
コンセプトの特徴である多面カットのケースには、無数の凹凸で輝きを作るフロステッドゴールドという手法が取り入れられ、多層式のダイヤルはモダンな美しさがある。そして6時位置に収まるフライングトゥールビヨンはキャリッジをダイヤモンドで装飾しており、複雑機構でありながら華やかな遊び心がある。
ケースは38.5mmなので女性の腕で華やぐ時計だが、こういった色気ある時計は男性が使ってもお洒落だ。美と技を融合させた最高峰の時計は、性差に関係なく響くのである。ぜひとも高感度なカップルのシェアウォッチに選んで欲しい。
ロイヤル オーク コンセプト
フロステッドゴールド
フライング トゥールビヨン
■26630OR.GG.D326CR.01 ■38.5mm ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ(ラバーストラップ付き) ■手巻き ■20m防水
Store Info
取り扱い店舗
YOSHIDA 東京本店
〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 03-3377-5401
Tel.03-3377-5401
Back Number
バックナンバー
-
UP DATE: 2024. 09. 06 NEW
連載 高級時計を巡る旅
第140回:実用美を極めたパテック フィリップの複雑時計とレディス・コレクション
-
UP DATE: 2024. 08. 22
連載 高級時計を巡る旅
第139回:世界最高峰と称される、パテック フィリップのグランド・コンプリケーション
-
UP DATE: 2024. 08. 09
連載 高級時計を巡る旅
第138回:スポーティエレガンスを体現する、
パルミジャーニ・フルリエの2024年最新作「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」 -
UP DATE: 2024. 07. 19
連載 高級時計を巡る旅
第137回:オーデマ ピゲの2024年最新作、「ロイヤル オーク」のハイジュエリーウォッチとは?
-
UP DATE: 2024. 07. 04
連載 高級時計を巡る旅
第136回:複雑機構と独自のデザインで魅せる、ウブロの最新作
-
UP DATE: 2024. 07. 03
連載 高級時計を巡る旅
第135回:2024年の注目時計、ゼニス最新作に迫る
-
UP DATE: 2024. 06. 20
連載 高級時計を巡る旅
第134回:パテック フィリップ2024年最新作、話題の6モデル
-
UP DATE: 2024. 05. 31
連載 高級時計を巡る旅
第133回:新たな装いを手にした
ウブロのクラシック・フュージョン! -
UP DATE: 2024. 05. 30
連載 高級時計を巡る旅
第132回:2024年春、時計界の頂点に君臨するパテック フィリップが発表した5つの新作
-
UP DATE: 2024. 05. 29
連載 パテック フィリップへの誘い
第60回:4つのテーマから読み解く注目モデル8選!
-
UP DATE: 2024. 05. 14
連載 高級時計を巡る旅
第131回:ブルガリとYOSHIDAの力作、限定チャイミングウォッチ
-
UP DATE: 2024. 04. 29
連載 高級時計を巡る旅
第130回:新商業施設「ハラカド」の新ランドマーク 「ゼニス ブティック表参道」がオープン!
-
UP DATE: 2024. 04. 01
連載 高級時計を巡る旅
第129回:「グルーベル・フォルセイ ブティック 銀座」がオープン
-
UP DATE: 2024. 03. 29
連載 高級時計を巡る旅
第128回:チタニウムケースを極めたウブロのトゥールビヨンウォッチ
-
UP DATE: 2024. 03. 29
連載 高級時計を巡る旅
第127回:ミニッツリピーターを旬なカラーで提案するブルガリの“YOSHIDA限定モデル”
-
UP DATE: 2024. 02. 29
連載 高級時計を巡る旅
第126回:パルミジャーニ・フルリエによるスポーツウォッチの新提案
-
UP DATE: 2024. 02. 28
連載 高級時計を巡る旅
第125回:腕元に華やぎを添える「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT YOSHIDA先行販売モデル」
-
UP DATE: 2024. 02. 27
連載 パテック フィリップへの誘い
第59回:グランド・コンプリケーションの真髄が宿る注目作7選