UP DATE: 2020. 04. 22
連載 高級時計を巡る旅
第33回:美意識を刺激する「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」
先行きの見えない時代だ。それまでの常識は容易に覆され、新しい考え方が幅を利かせる時代の中で、
ゆるぎない信念を持ち続けるのは難しい。では人は何を価値基準として、最良の時計を選び取ればよいのか?
その答えは“美意識”。美意識を刺激する時計こそが、今手にするべき時計なのだ。
2020年から「YOSHIDA 東京本店」での取り扱いがはじまったAUDEMARS PIGUET(オーデマ ピゲ)の
話題作「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、まさにそんな気分を満たすコレクションなのだ。
※こちらの特集は、時計専門サイト「Gressive(グレッシブ)」での連載コラム『YOSHIDAで体験する、高級時計への旅』の記事を再編集したものです。
※掲載商品の情報及び価格は変更される場合がありますのでご了承ください。
PART.1“未来のマスターピース”
となる
基準を満たす
時計とは?
昨年、ビジネスマンの間で話題になった本がある。そのタイトルは『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)。内容を掻い摘むと、“IT革命などにより、システムの変化にルールが追い付いていない時代になり、論理や理性では説明できない事例が増えている。だからこそ「美意識」を鍛え、見る力を養うことで、時流に流されない正しい選択をせよ”ということだ。
確かに、UBERに代表されるシェアリングエコノミーの隆盛やアップルウォッチが“世界最大”の時計メーカーになるなどの事例は、これまでの歴史から考えらない状況である。もはや正解などない時代だからこそ、自分の目が大切になる。美意識を養い、前例に流されずに自分自身で道を探すしかないのである。
高級時計市場でも同様のことがいえる。これまでのロジックでは、長い歴史と伝統を持つ「老舗ブランドの定番モデル」こそが“勝ち組”だった。しかしこれらの時計たちは、歴史があるがゆえに“既視感”があるのは事実であるし、ともすれば前時代の時計とみることもできる。そのために新進気鋭のブランドや攻めたデザインの時計に対する注目が集まるようになった。価値観が揺れ動いているからこそ、自分の物差しで美意識に触れる時計を選ぶべきなのだ。
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
スリーカウンター式の端正なクロノグラフ。ダイヤルのブルーに合わせて、ストラップもブルーで華やかに。
■26393BC.OO.A321CR.01 ■41㎜ ■18KWGケース ■アリゲーターストラップ
■自動巻き ■30m防水
その筆頭候補が、2019年にデビューした「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。優れた時計技術と斬新なデザインを生み出してきたオーデマ ピゲの遺伝子コードを持つ時計「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、新しい一日が始まる直前=11時59分を意味する“11.59”という数字をモデル名に組み込んだ。ケースデザインは伝統的なラウンド型だが、同社のアイコンである8角形のインナーケースをサンドイッチしており、その立体的な造形美を堪能させるためにラグを中空構造にしている。風防ガラスは優雅にカーブを描いており、不思議な反射を作る。伝統と革新を取り入れたディテールが、知的好奇心や美意識を刺激してくる。
しかもこの「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、2019年春のスタートから、いきなり多彩なバリエーションを用意していた。シンプルな3針モデルやクロノグラフのような定番はもちろんのこと、パーペチュアルカレンダーモデルはダイヤルにアベンチュリンというキラキラと輝くガラス質の素材を使用。現代のカレンダーが太陽と月、夜空から生まれた機構であることを物語る。さらには高精度機能であるだけでなく、技術表現でもあるトゥールビヨンに、モダンで美しいオープンワークを施すことで“美と技の競演”を果たした。いずれのモデルも伝統的な時計技術をベースにしつつ、そこにケースや素材などの表現で美意識を刺激し、高級時計の新しいスタイルを提案している。
CODE11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー
キラキラと輝くアベンチュリンダイヤルの6時位置に、ムーンフェイズ機構が収まり、雄大な夜空を表現。ロマンティックな時計だ。
■26394OR.OO.D321CR.01 ■41㎜ ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■20m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ トゥールビヨン オープンワーク
シンメトリーなスケルトンムーブメントは、美しい構造を堪能し、精緻な機械の動きを細部まで鑑賞できる。
■26600OR.OO.D002CR.01 ■41㎜ ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■手巻き ■30m防水 ■価格はお問い合わせください
成熟した高級時計市場では、完全なる新コレクションの誕生に立ち会える幸運は少ないだろう。つまり「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、その成長を見守り、一緒にマスターピースへの道を歩むことができる稀有な時計といえる。
しかも昨年は銀座と心斎橋のブティックのみで販売されていたが、今年は渋谷区幡ヶ谷の「YOSHIDA 東京本店」と、先日オープンした「オーデマ ピゲ ブティック 名古屋」の2店が新たな取扱店舗として加わった。今後はさらに認知度が高まることは間違い無いだろう。
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、美意識を求められる時代だからこそ、買うべき時計なのだ。
PART.2「CODE 11.59
バイ オーデマ ピゲ」
専用ストラップが
新たに登場
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」のケース直径は、41mmとやや大きめだが、ベゼルが極めて繊細なので、全体的にエレガントな雰囲気にまとまっている。そのためブレスレット仕様はなく、すべてがアリゲーターストラップを合わせている。ブルーダイヤルにはブルーを、ブラックダイヤルにはブラックを、そしてホワイトダイヤルにはブラウンのストラップを組み合わせていたが、今秋からは新たに“パール”と“グレー”のストラップが追加された。
腕元の印象が見違えるほど変わる、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の新色ストラップ。
実は「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は、オーデマ ピゲでは初めて、性差を超えたジェンダーレスモデルとしてデザインされたもの。パールやグレーは女性のファッションとも合わせやすい色であり、腕元に優しいニュアンスを加えてくれるだろう。こういった大ぶりの時計をさっそうと着けこなす女性が、今後増えることが期待される。
「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」は“型破りな時計”だ。老舗の名門ブランドらしく伝統に対して敬意を払う一方で、自らが常識を打ち破っていく。“11.59”というのは、新しい一日が始まる直前である“11時59分”を意味している。その表明通り、オーデマ ピゲの新しい歴史はここからはじまるのだ。
PART.3シンプルな3針から
複雑機構まで揃う
「CODE 11.59 バイ
オーデマ ピゲ」に注目!
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ フライングトゥールビヨン
下から支えることで、まるで浮遊しているように見える美しいトゥールビヨン機構を搭載。
グラデーションが美しいダイヤルは、グランフーエナメル製である。
■26396BC.OO.D321CR.01 ■41㎜ ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ
■自動巻き ■30m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
ホワイトラッカー仕上げのダイヤルで、エレガントな雰囲気にまとめる。ダイヤルに合わせて、ストラップはブラウンを採用。
■15210OR.OO.A099CR.01 ■41㎜ ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ オートマティック
艶っぽいブラックラッカーのダイヤルが、腕元に映える。ドレスアップして使いたい時計だ。
■15210BC.OO.A002CR.01 ■41㎜ ■18Kホワイトゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ クロノグラフ
ピンクゴールド×ブラックダイヤルの組み合わせは、とにかく色気があるので、アクセサリー感覚で楽しみたい。
■26393OR.OO.A002CR.01 ■41㎜ ■18Kピンクゴールドケース ■アリゲーターストラップ ■自動巻き ■30m防水
Store Info
取り扱い店舗
YOSHIDA 東京本店
〒151-0072
東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目13番5号 Google Map
営業時間 10:30~19:30
定休日 年中無休(年末年始を除く)
Tel. 03-3377-5401
Tel.03-3377-5401
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